「日本の歌と自分の音楽について語る」
以下はCD「月と日」が完成する前、2004年2月に辰巳がトーダル君にインタビューしたときの内容を翻訳してまとめたものです。
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Q 日本の歌についての感想
A 収録予定曲の中では、最初に聴いたとき、「さくら」と「十五夜お月さん」が気に入った。
日本の合唱曲は西洋風だね。でも合唱なのに一人の人が歌っているように聞こえるから不思議な感じがする。
Q 日本の歌を編曲するのは難しいのでは?
A アレンジは難しくない。人(原作者)のエネルギーをうまく使うんだ。(笑)
歌詞とメロディーが訴えることを編曲にも表すことが大切で、日本の歌そのものや、ベラルーシの歌そのものを新しく作るわけじゃない。
何より感情が大切。そして日本の美を理解したうえで、歌う。美は万人に共通するものだと思うよ。
難しいことがあっても、自分自身で解決するのが楽しいんだ。
Q 自分の作曲活動について
A 作曲には感情が必要だよ。自分が感じることをいつも大切にしているんだ。
音楽を手で触れることができるような、そんな作曲がしたい。だから、そのためにいつも人生を学んでいるんだ。
もちろん作曲方法の規則はある。それは習わないといけない。でも、それだけじゃだめなんだ。
Q 今後の音楽活動について
A 将来、コンピューター音楽とか、ハードロック系の曲なんかやってみたいな。常に実験し続けていたい・・・。
Q ベラルーシ語で歌うことについてのこだわりとは?
A ヨーロッパにはいろんな国があるけれど、ベラルーシ語を使うことによって、ベラルーシ人としての自分の視点や歴史を持てると思うんだ。それがベラルーシ語の秘密。
完成したら日本人の皆さん、CDで聴いてください。ベラルーシ語はとても美しい言葉だと思うよ。
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さて、CD「月と日」が完成した今(2005年9月)、このインタビューでトーダル君が語っていたことは、実現化されているでしょうか? 答えは日本人リスナーの皆様のご判断にお任せいたします。
でも音楽で実験し続けているトーダル君の姿勢は、今までもこれからも続くことは間違いないでしょう! これからもがんばってね、トーダル君!
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トーダル&WZ-オルキエストラについて、詳しくは以下のリンク先からご覧ください
・「Tのベラルーシ音楽コラム」 バラード 季節の香り
(ベラルーシの部屋内にある紹介ページにあるトーダル&WZ-オルキエストラのCD紹介ページ)
・トーダル君の公式サイト
辰巳雅子
Date:2005/11/5
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