2003年からチロ基金は表皮水泡症という難病の子どもマリーナさんとウラジーミル君に治療支援活動を4回に渡り行いました。今までの支援活動について詳しくは下記をご覧ください。
・チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第1回」
・「チェルノブイリ被災児マリーナさんとウラジーミル君の治療支援活動」(2003年より)
・ソシノ村へのビタペクト2配布活動
第1回 2003年
・ソシノ村へのビタペクト2配布活動
第2回 2004年
・チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第42回」
2007年4月3日の支援活動のため、せっかくミンスクへ来たので、マリーナさんたち家族に協力
してもらって、約1年2ヶ月ぶりに体内放射能値を調べることにしました。
今までの測定結果はこのとおりです。
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2003/2☆
(1回目測定) |
2003/7★
(2回目測定) |
2006/2◇
(3回目測定) |
2007/4
(4回目測定) |
マリーナさん |
31ベクレル |
0ベクレル |
27ベクレル |
0ベクレル |
ウラジーミル君 |
20ベクレル |
8ベクレル |
22ベクレル |
0ベクレル |
オーリャちゃん |
35ベクレル |
0ベクレル |
10ベクレル |
0ベクレル |
母親 |
20ベクレル |
0ベクレル |
15ベクレル |
15ベクレル |
☆
2003年3月に1回目のビタペクト2摂取。
★2003年10月に2回目のビタペクト2摂取→2004年10月に3回目のビタペクト2摂取。
◇ 2006年2月に4回目のビタペクト2摂取。
以上のように子ども達は3人とも0ベクレルでした。
つまり、1年2ヶ月前に飲んだビタペクト2が効いた、ということです。
ただお母さんは変化がありません。
とりあえずお母さんに1個ビタペクト2を渡すことにしました。
今回は子どもたちはビタペクト2を飲まなくてもすんだのですが、お母さんの希望により、長女と次女とその家族用にもビタペクト2を2個ずつ渡すことにしました。(マリーナさんは三女、ウラジーミル君は長男、オーリャちゃんは四女になります。)
その結果、合計5個のビタペクト2を渡すことになりました。
長女と次女、そしてその家族は一度も体内放射能測定をしたことがありませんが、同じ村に生まれ育ったのですから、マリーナさんたちのように放射能が蓄積されているのは間違いありません。
今回は本人の測定をしないまま、配布することを判断しましたが、この支援活動の関係者の皆様、ご了承ください。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1208個。
今回で通算66回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数になりますが、現時点で1208人分のビタペクト2を配布したことになります。
ビタペクト2の成分や、これまでの配布運動について詳しくはこちらからご覧ください。
「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳しくはこちらをご覧ください。
SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。
(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費を寄付してくださった方に、この場を借りて深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
また今回の4人分の放射能測定代はベルラド研究所のご厚意により、無料でした。(いつもビタペクト2を買っているので、チロ基金はお得意さんなんだそうです。)(^^;)
(放射能値測定中のオーリャちゃんです。)
→NEXT (2008年)
辰巳雅子
Date:2007/04/18
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