2007年「ビタペクト2」&『放射能と栄養』無料支給・配布運動

2007年活動記録
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ビタペクト2について
成分
外観と摂取方法
 

 


SOS子ども村

第64回

※写真および文章はベラルーシの部屋ブログの記事からの転載です

8月20日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村での第64回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト2を8個を渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2は合計1278個となりました。
  
 今回で通算73回目のビタペクト2の配布となりました。
 のべ人数になりますが、現時点で1278人分のビタペクト2を配布したことになります。


ビタペクト2の成分や、これまでの配布運動について詳しくはこちらからご覧ください。
「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳しくはこちらをご覧ください。
SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。
(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)


 今回SOS子ども村に滞在したのはゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会の会員、そして関係者の皆さんでした。
 チロ基金はこの会に2005年から支援活動を続けています。モズィリから協会の子ども達がSOS子ども村へ保養滞在に訪れたのを機に今回「モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動第5回」も併せて実施しました。この活動については別にご報告します。

 モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動についてはチロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」をご覧ください。

 さて、今回はモズィリ市糖尿病児童協会から3人の会員の子ども、その1人の母親であり、この協会の事務局員である方、この協会会員の子ども達に水泳の指導をされている方とその子ども2人、さらに引率した親戚など4人の子ども達が保養滞在していました。
 まず糖尿病協会の子ども達の体内放射能値の結果です。

協会事務局員(母親)9ベクレル
その息子(13歳・糖尿病患者)23ベクレル ○
協会会長の長女(17歳・糖尿病患者)13ベクレル
14歳・女児(糖尿病患者)27ベクレル ○

 このうち○印の2人にビタペクト2を1個ずつ渡しました。またこのうち13歳の男子と17歳の女児の2人は2006年11月にゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第4回のときに渡したビタペクト2を飲んでいます。
 17歳の協会会長さんの娘さんにはビタペクト2を飲んだ効果が出たと思います。

 次に水泳の先生の家族の体内放射能値の結果です。

母親   15ベクレル
14歳長男 20ベクレル ○
3歳次男 32ベクレル ○
10歳 姪 20ベクレル ○
11歳 姪 30ベクレル ○
17歳女児 16ベクレル ○
9歳男児 21ベクレル ○

 母親以外の子ども6人全員にビタペクト2を1個ずつ渡しました。
 この家族で今までビタペクト2を飲んだ子どもはいません。
 14歳の長男には甲状腺の肥大が見られます。
 9歳の男の子は生まれつき口蓋が欠如しています。また腸の一部がふくらみ、袋状になったものがくっついていたため、手術して切除したそうです。虫垂も2回目の手術で切除したそうです。こういう言い方はあまり好きではありませんが、奇形が身体のあちこちで起こってしまった例だと思います。
 10歳の姪はアレルギー体質で、腕や顔に蕁麻疹状の発疹ができるそうです。しかしアレルギーの原因が何なのかはっきり分からないため、専門医の審査を希望しています。
 今のところ赤い色をしたもの(いちごなど)を食べないようにし、アレルギーの薬を飲んでいるそうです。
 ビタペクト2を飲むと、放射能だけではなく重金属も体外に排出されるので、このアレルギーが重金属によるものであれば、体質が改善されるかもしれません。

 やはり今回もモズィリは放射能汚染値が高めである印象を受けました。ビタペクト2を飲んで糖尿病などが治るわけではありませんが、別の病気をこれ以上引き起こさないよう、予防措置としてビタペクト2を子ども達に飲んでほしいと思いました。

 さて、今回配布したビタペクトは日本の「7人の音楽仲間グループ」の皆様からの善意のご寄付で購入しました。
 ビタペクト2の他にも子ども達に折り紙や、シール、伝統玩具「ミンミンゼミ」などたくさんのプレゼントを「7人の音楽仲間グループ」の代表の方が持参してくださいました。
 もう折り紙は得意な糖尿病児童協会の子どもたちをはじめ、お母さん方も日本から直接持ってこられた贈り物に大喜びでした。
 
 最後になりましたが、「7人の音楽仲間グループ」の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

辰巳雅子
Date:2007/08/24

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