2月21日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村での第55回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回初めて、直接ビタペクト2を渡すことができませんでした。インフルエンザにかかってしまい、保養のためわざわざSOS子ども村へ来ている子ども達に私からうつしてはいけない、という理由からです。仕方がないので、必要分のビタペクト2の個数を尋ね、夫にSOS子ども村の事務局まで持って行ってもらいました。そして事務局から子ども達にビタペクト2や、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーや折り紙用の紙や、折り紙の作り方のコピー、竹とんぼを渡してもらいました。
私が直接行けなかったので、画像が撮影できず、またご家族の詳しい話も伺えませんでした。支援してくださっている方々には本当に申し訳なく思っています。
今回はビタペクト2を11個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1176個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは940部となりました。
今回で通算63回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数になりますが、現時点で1176人分のビタペクト2、そして940家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
ビタペクト2の成分や、これまでの配布運動について詳しくはこちらからご覧ください。
「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳しくはこちらをご覧ください。
SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。
放射能測定値のデータはSOS子ども村の職員の方々からいただきましたので、ここでご報告いたします。
(家族A)
ミンスク州ボリソフ地区から来た家族。お母さんが8人の子どもを引率して来ていました。渡したビタペクト2の数は6個です。1個は母親に、子どもには5個渡しました。放射能値はそれぞれこのようになっています。(年齢は満年齢です。)
母親 11ベクレル
11歳 17ベクレル
13歳 13ベクレル
13歳 19ベクレル
10歳 19ベクレル
8歳 14ベクレル
今回ビタペクト2を渡さなかった子ども3人はいずれも0ベクレルでした。
(家族B)
ミンスク州ロゴイスク地区から来た家族。お母さんが5人の子どもを引率して来ていました。渡したビタペクト2の数は5個です。
母親 14ベクレル
4歳 33ベクレル
16歳 19ベクレル
13歳 34ベクレル
8歳 40ベクレル
もう1人の6歳の子どもは0ベクレルでした。
今回はどちらもミンスク州から来ていましたが、もちろん放射能汚染地域ではありません。そうであるにもかかわらず、30ベクレル以上の子どもが3人もいて驚きました。放射能汚染地域から来た子どもとあまり変わりがありません。
政府が指定している放射能汚染地域に住んでいないからといって、安心できない状況だと思いました。
とにかくビタペクト2を飲んで、全員0ベクレルになってほしいです。
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙用の紙、竹とんぼなど子どもたちへのプレゼントを寄付してくださった方々、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザールなどで交通費など諸経費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。私はもちろん、ベラルーシの子どもたちもSOS子ども村の職員の方々も大変皆様に感謝しております。本当にありがとうございました。今後もご支援をよろしくお願いいたします。