|
SOS子ども村
第23回
|
|
|
|
2004年9月10日にビタペクト2と「放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村での第23回目の配布を実施しました。
今回はビタペクト2を6個、「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。 これで今まで配布したビタペクト2は合計547個、「放射能と栄養」のコピーは588部となりました。
これで通算28回目のビタペクト2の配布となりました。 のべ人数、そして単純計算ですが、これで547人分のビタペクト2、そして588家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(ビタペクト2の成分や、これまでの配布運動について詳しくはこちらをご覧ください。) http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳しくはこちらをご覧ください。) http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
今回も保養にきていた2家族からお話をうかがいました。 2家族ともゴメリ州ペトリコフ地区から来ていました。
(家族A) この家族には4個のビタペクト2を渡しました。 お母さんが4人の自分の子どもと姪っ子と甥っ子を連れてきていたのですが、上の双子の子どもがそれぞれ34ベクレルでした。下の二人の子どもは0ベクレルで、同じ兄弟と思えないほど、差がありました。どうしてこのようなことが起こるのか、はっきりしたことは分かりません。 さらに姪っ子は21ベクレル、甥っ子は34ベクレルでしたので、それぞれビタペクト2を渡しておきました。 お母さんに子どもたちの健康状態を尋ねましたが、双子のうちの一人の男児が聴覚が生まれつき弱く、今回も保養にSOS子ども村へ来る途中、寝台列車内で一泊したところ、中耳炎になってしまい、すぐに病院へ連れて行かれていました。 この子以外の子どもたちに特別な持病はないそうです。
(家族B)
この家族もお母さんが4人の自分の子どもと姪っ子と甥っ子を連れてきていました。 このうち自分の子ども2人(女児、11歳と4歳)がそれぞれ22ベクレルと20ベクレルでしたので、ビタペクト2を渡しておきました。 この11歳の女の子は斜視で、この子の14歳のお兄ちゃんは弱視・・・と生まれつき目に問題がある兄弟でした。二人とも目の手術を受け、妹のほうは回復したものの、お兄ちゃんのほうは弱視用の眼鏡をかけています。 12歳の姪っ子は赤血球増加症(多血症)で、ゴメリ州立病院で診察を受けましたがよい治療方法はなく、体調が悪くなると薬を飲んでいるそうです。 ビタペクト2を渡した4歳の子どもはこれといった持病などはありませんでした。
さて、珍しく私が写っている画像がありました。せっかくですので、投稿します。
これは「放射能と栄養」のコピーを見せて、説明しているところです。 怪しい(^^;)日本人が他にも写っていますが、これは私の両親です。 日本からお客さんが来ると知って、前の日からこんなに大きいケーキを作って待っていてくれました。(感激の涙) 電動の泡だて器がなかったので、普通の泡だて器で一生懸命かき混ぜて作ってくれたそうです。子どもたちの苦労の結晶のケーキは本当においしかったです!
ちなみに右端に写っているのは職員のリリヤさん、その横に移っているのは私の子どもで、保養に来た子どもではありません。 この画像には肝心の子どもたちがほとんど写っていないので、もう1枚画像をどうぞ。
今回もぶんぶんゴマ、折り紙用の紙と折り紙の作り方などを持っていきました。 折り紙を熱心にしていた女の子です。隣に写っているのは職員のワンダ先生。子どもたちと絵を描いたり、工作をしたり、観光に連れて行ったりと、余暇担当の職員です。 ワンダ先生がいれば、私がいなくても折り紙を滞在中何度も指導してもらえますね。
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーす るために必要な経費を寄付してくださった方々、またバザーなどで諸経費を捻出してくださった皆様、ぶんぶんごまを手作りで作ってくださった皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
by 辰巳雅子
2004/9
|
|
→NEXT
|
|