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SOS子ども村
第16回
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2004年3月31日にビタペクト2と「放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村での第16回目の配布を実施しました。
今回はビタペクト2を4個、「放射能と栄養」のコピーを9部渡しました。 これで今まで配布したビタペクト2は合計469個、「放射能と栄養」のコピーは460部となりました。
これで通算20回目のビタペクト2の配布となりました。 のべ人数、そして単純計算ですが、これで469人分のビタペクト2、そして460家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
今回は3家族がミンスクから遠くないスモレビッチから来ていました。非放射能汚染地域の住人であるためか、今回は体内放射能値は、ゼロ、という子どもがほとんどでした。 3家族のうち、1家族(お母さんと5人の子ども)の3人の子どもとお母さんだけに、15ベクレルから23ベクレルの放射能値が認められ、4個のビタペクト2を渡しておきました。 お母さんの話によると、この家族は1996年まで放射能汚染地域であるゴメリに住んでおり、その後スモレビッチに引っ越したそうです。 今回ビタペクト2を渡した3人の子どもは全員女の子で、19歳、8歳、6歳でした。 つまり、このうち19歳の子どもはゴメリに住んでいたことがあり、8歳の子どもは、ちょうど引越しのころに生まれ、6歳の子どもは引越しした後生まれたことになります。 19歳の子どもは16ベクレルで、比較的健康だそうですが、8歳の子どもは23ベクレルで、近視が急に進んだそうです。6歳の子どもは22ベクレルで気管支炎を患っており、15ベクレルのお母さんは貧血気味だそうです。
お母さんは 「うちだけ、放射能値がゼロではなかったのは、ゴメリに住んでいたからだと思う。」 と話していました。 ビタペクト2を飲めばきっとゼロになりますよ、と励ましました。
画像は日本人の方に寄贈していただいた竹とんぼやぶんぶんごまで遊んでいる子どもたちの様子です。 テーブルの上には渡したビタペクト2や折り紙用の紙、『放射能と栄養』のコピーが置かれていま す。
ところでチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第15回(3月10日)で、8人の子どもたちにビタペクト2を配布しましたが、飲み始めて14日後、つまり約半分の量の摂取後、ベルラド研究所が直接SOS子ども村に来て、子どもたちの放射能値を再測定したそうです。 その結果、ビタペクト2の効果が大きく現れていることが分かりました! 測定結果はこのとおりです。
家族A (6人の子ども全員にビタペクト2を配布)
男の子 25ベクレル → 16ベクレル 男の子 24ベクレル → 13ベクレル 男の子 23ベクレル → 10ベクレル 女の子 22ベクレル → 11ベクレル 男の子 18ベクレル → 11ベクレル 女の子 16ベクレル → 0ベクレル
家族B (母親のみにビタペクト2を配布)
母親 23ベクレル → 13ベクレル
(家族Bが連れてきた同じ村の子どものうち1人にはビタペクト2を配布)
男の子 29ベクレル → 19ベクレル
以上のように16ベクレルから29ベクレルだった子どもたちが、2週間のビタペクト2の摂取により、0ベクレルから19ベクレルまで放射能値が下がりました。 ビタペクト2の効果に私はもちろん、子どもたち本人やお母さんたち、SOS子ども村の職員さんたちや、ベルラド研究所も、大喜び、そして大満足。 2週間続けて飲んだだけでこれだけ効果が出たのですから、1パック全部(約1か月分)飲んだ後では、もっと放射能値は下がったはずです。本当によかったです。(^^) やはり、結果が数字として見られると、大変うれしく、これからもがんばろう! という気持ちが湧いてきますね。
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、またバザーなどで諸経費(折り紙用の紙や、SOS子ども村までの交通費など)を捻出してくださった皆様、竹とんぼやぶんぶんごまを手作りで作ってくださった皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。
by 辰巳雅子
2004/4
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