2004年「ビタペクト2」&『放射能と栄養』無料支給・配布運動

2004年活動記録
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ビタペクト2について
成分
外観と摂取方法
 

 


モスコフスキー区社会センター

 2004年4月29日、「みどりの日」にモスコフスキー区社会センターにて、ビタペクト2と「放射能と栄養」のコピー無料配布を実施しましたので、ご報告いたします。

 今回はミンスク市内にあるモスコフスキー区社会センターで、みどりの日にちなんで「日本の自然環境・放射能と健康」をテーマに講演会を行い、参加者の母子にビタペクト2を24個、「放射能と栄養」のコピーを35部渡しました。

 また「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布19回目オリガさん一家」のオリガさんに追加で、「放射能と栄養」のコピーを5部渡しました。これはオリガさんがご自分の知人に配ることになっています。
(オリガさんは自分の生活が大変なのに、周囲の人に「放射能と栄養」のコピーを配ることを自ら申し出てくれて、本当にありがたいです。)

 これで今まで配布したビタペクト2は合計500個、「放射能と栄養」のコピーは510部となりました。

 今回で通算22回目のビタペクト2の配布となりました。
 のべ人数、そして単純計算ですが、これで500人分のビタペクト2、そして510家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

 さて、会場になったモスコフスキー区社会センターとは何かというと、ミンスク市を構成する区の中に、モスコフスキー区があるのですが、その区に住む片親家庭や多子家庭、貧困家庭、また独居老人が利用できる交流会館となっています。公立の施設でこのようなセンターが各区に一つずつあります。
 そこでそのような人々が交流して横のつながりを持ったり、また法律相談に乗ってもらったり、心理学講座などに参加することができます。
 
 「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布19回目オリガさん一家」のオリガさんがモスコフスキー区に住んでおり、多子家庭であることから、このセンターをよく利用しているそうです。このような人とのつながりから、講演会の依頼がきました。

 4月26日は今年18年目のチェルノブイリ・デーであり、その日に近い4月29日みどりの日に「日本の環境」と「放射能と健康」というテーマで子どもと母親を対象に講演をすることに決まりました。
 約30人のお母さんと子どもの参加者、社会センターの職員の方々が集まりました。
 私の頭の中では、まず子どもにも大人にもおもしろい(と思われる)日本の自然の紹介をして、次に母親対象に、ビタペクト2や「放射能と栄養」に書かれている話をしようと思って準備してたのですが、子どもの参加者が少なく、しかも積極的なお母さんたちから、矢継ぎ早に質問が出され、講演会というより質問大会に変わってしまいました。(^^;)

 お母さんたちからの質問というのは
「広島の原爆投下後、日本人はどのような放射能に対する防御方法をしたのか?」
(当時の一般日本人は放射能についての知識がなかったので何もしなかったはず・・・)
「どんな食品を食べたら、放射能が体外に排出されるのか?」(私が知っている限りでは、今のところビタペクト2しかありません・・・)
「ビタペクト2を飲んだらガンは治るのか?」(薬ではなく、健康食品なので治りません・・・)

 私は物理学の専門家でもないし、一般的な答えしかできませんでしたが、放射能や原爆について知っている限りの知識は情報としてお話しました。
 そして今回は、SOS子ども村で保養に来ている家族と違って、ベルラド研究所のことは知らない母子が対象だったので、ベルラド研究所からもらってきた4種のパンフレットも35部ずつコピーして配布しました。
 そのパンフレットの内容はこのとおりです。
「ベルラド研究所について」
「ビタペクト2について」
「放射能測定ソファーについて」
「いかに自分と家族を放射能から守るか?」(この4番目のパンフレットは、「放射能と栄養」の内容を簡単にまとめた感じで、詳しくはないですがコンパクトで、便利でした。)
 これらのパンフレットはベルラド研究所へ放射能測定に行くともらえます。
 これもチロ基金の経費でコピーしました。
「この研究所へ行けば、体内の放射能を測定できます。ビタペクト2も販売しています。電話番号と住所はパンフレットに書いてあります。」
 ・・・とまあ、ベルラド研究所の回し者(^^;)のように宣伝しておきました。

 折り紙のビデオを見て、子どもたちに折り紙の紹介をしたりもしましたが、日本文化の紹介はおまけになってしまいました。
 2時間近く質問攻めにあって、のどがカラカラになりました。でも後でおいしいハーブティーとお母さんの手作りクッキーをごちそうになってうれしかったです。(^^)

 今回集まったのは母子家庭のお母さんとその子どもたちで、放射能以外にも
「日本にもシングルマザーはいますか?」(います・・・)
「日本には幼稚園がありますか?」(あります・・・)
という質問もありました。

 お母さんたちはもっと質問がしたかったようなのですが、平日でお母さんたちの仕事が終わる時間に合わせて、講演会の開始時間が午後6時と遅かったため、8時半でお開きとなりました。
 画像は会場で記念撮影したものです。
 社会センターの職員さんたちは、また講演会をしてほしい、大変有益な話が聞けた、このような情報を地域の人々に広報したい、ビタペクト2や各種コピーをもらえてありがたかった・・・と深い感謝の言葉をくださいました。
 また機会があれば、モスコフスキー区社会センターで、講演会(質問大会?)を行いたいと思っています。

 最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」とベルラド研究所発行のパンフレットをコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、また折り紙用の紙を寄付してくださった皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 今回の配布でついにビタペクト2を全部で500個配布しました! いつの間にかこんな数になっていた・・・というのが今の気持ちですが、やはり感慨深いものがありますね。
 ただ、ベラルーシには被爆した人は事故当時の数で100万人と言われています。
その中にはすでに亡くなった人々もおり、また汚染地域に生まれてきた子どもたちがいます。
 500個のビタペクト2で、のべ500人の人々の健康改善には役立つことができたと思っていますが、まだまだ少ないですね・・・。今後もビタペクト2配布活動をがんばります!
by 辰巳雅子
2004/5

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