7月19日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村での第47回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト2を9個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1004個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは860部となりました。
今回で通算54回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数、そして単純計算ですが、現時点で1004人分のビタペクト2、そして860家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
ビタペクト2の成分や、これまでの配布運動について詳しくはこちらからご覧ください。
「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳しくはこちらをご覧ください。
SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。
ついに配布数が1000個を超えました!
これだけ多くのビタペクト2を多くの子ども達に渡すことができたのは、ひとえにご協力してくださった方々のおかげです。今まで寄附金を寄せてくださった方々に厚くお礼申し上げます。
さて、今回も保養に来ていた家族からお話をうかがいました。
2家族が来ていたのですが、そのうちの1家族は昨年7月にもブレスト州から保養に来ていた、アクロバット体操一家でした。
この家族の前回の保養滞在については「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村
第33回」をご覧ください。
この5人の子どものお母さんですが、現在6人目の赤ちゃんがお腹に・・・!
いやあ〜すばらしいですね。将来6人の子どもとアクロバット体操をするんですね。本当に感動の家族です。いや、もっと子どもの数は増えるかも・・・
前回もこの家族の子ども達は体内放射能値が低く、ビタペクト2は渡しませんでした。9歳の男の子が未熟児で生まれ足に軽い障害が残ってしまったのですが、その後も家族と一緒に体操をしたり、マッサージをお母さんがしたり、温冷水浴をしたりして、リハビリを熱心にしているそうです。だいぶ状態はよくなっているそうで、本当によかったです。
さて、この家族は今回は11歳と10歳の女の子を引率して来ていました。11歳の女の子のほうは27ベクレル。のどの病気の持病を持っているそうです。そして10歳の女の子のほうは18ベクレルで、それぞれビタペクト2を1個ずつ渡しました。
もう一つの家族はゴメリ州ペトリコフ地区から来ていました。2004年5月にも保養滞在しています。
そのときのご報告は「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村
第18回」をご覧ください。
前回は叔母一家と姪一家がいっしょに滞在していましたが、今回は新しくこの一族に生まれた2人の子ども(2歳と3歳。それにしても着々と子どもの数が増えているというのがすごい。ある意味うらやましいです。)を含む6人の子どもと引率されて来た男の子1人の合計7人が来ていました。
そして子ども7人に1個ずつ、計7個のビタペクト2を渡しました。
2年前の測定でも子ども達は20〜35ベクレルの結果が出ており、ビタペクト2を渡しました。
その後現在18歳の女の子が、昨年肺炎にかかって入院したため、10月に単独でSOS子ども村で保養滞在しました。そのときは21ベクレルだった放射能値が10ベクレルまで下がり、ビタペクト2は渡していません。今回は15ベクレルだったので、ビタペクト2を渡しました。
そのほかの6人の子どもも18〜28ベクレルでしたので、ビタペクト2を渡しました。
平均値を取れば、2年前より放射能値は下がっています。しかしそれでもビタペクト2を飲んだほうがいいとされる15ベクレル以上です。
やはり18歳の女の子の例を見ても、1年に1回の割合でビタペクト2を飲むのが理想だと思われます。
前回の滞在中は、3歳以下の子どもにビタペクト2を与えることに慎重だったリリヤ先生も、2歳の男の子(26ベクレル)の分のビタペクト2は通常の半分の量を与えるならよい、残り半分は母親(10ベクレル)が飲む、ということで許可しました。
リリヤ先生の話によると、骨や内臓が大きくなる成長期前の時期にビタペクト2を飲んで、放射能を排出するのが、最適だ、ということでした。確かにそうですよね。放射能を抱えたまま骨が伸びたりしても、その後何らかの異常が出てきそうです。
ところで、「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村
第44回」・・・でご報告した 悪性腫瘍で重篤状態だった4歳の男の子ですが、その後持ち直したそうです! ああ、よかったあ!
こういう明るいニュースを聞くと本当に嬉しいです。
今回も子どもたちに折り紙用の紙や竹とんぼをプレゼントしました。すでにSOS子ども村に来たことがある子どもたちは、折り紙は得意と話していました。
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙用の紙や竹とんぼなど子どもたちへのプレゼントを寄付してくださった方、またバザーなどで交通費など諸経費を捻出してくださった皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。私はもちろん、ベラルーシの子どもたち、お母さんたち、SOS子ども村の職員の方々も大変皆様に感謝しております。本当にありがとうございました。
画像は記念撮影した様子です。(うちの子が浴衣を着て写っています。せっかくなので、浴衣を子ども達に紹介しようと思って着せたのですが、ずっともじもじしていて、モデルをさせた意味があまりありませんでした。)