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SOS子ども村
第35回
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8月18日にビタペクト2と「放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村での第35回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト2を4個、「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。 これで今までに配布したビタペクト2は合計857個、「放射能と栄養」のコピーは710部となりました。
今回で通算41回目のビタペクト2の配布となりました。 のべ人数、そして単純計算ですが、現時点で857人分のビタペクト2、そして710家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
ビタペクト2の成分や、これまでの配布運動について詳しくはこちらからご覧ください。
「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳しくはこちらをご覧ください。
SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。
今回も保養に来ていた家族からお話をうかがいました。両家族ともゴメリ州ペトリコフ市から来ていました。
(家族A)
1歳から14歳までの5人の子どもがいます。14歳の女の子はチェルノブイリ被爆児童を対象とした保養のため、スペインへ3回行ったことがあります。しかし最後に行ったのは4年前です。保養のおかげか、体内放射能値は19ベクレルで正常範囲内。ビタペクト2は渡していません。健康状態は良好です。
12歳の男の子は今年初めて保養のためイタリアへ行き、1ヶ月ほど前に帰ったばかりだそうです。その割には16ベクレル、という測定結果でした。保養に行く前はこの値が大変高かったのかもしれませんが、もっと低くなっていてもいいはずだと思いました。この子にもビタペクト2は渡していません。この子も健康には問題なし、だそうです。
この家族でビタペクト2を渡したのは4歳の男の子と、いっしょに連れてきた11歳の親戚女の子でした。男の子は22ベクレル、女の子は21ベクレルでした。女のこの方は元気でしたが、男の子は貧血や鼻血をよく起こしており、血液検査をしたところ、ヘモグロビン値が少ないことが分っています。 お母さんはSOS子ども村に滞在中にもっと詳しい血液検査を受けさせたい、と話していました。
4歳の男の子は、小食で「何を食べさせたらいいのか分らない。」とお母さんは話していました。確かに3歳のうちの子と比べても一回り痩せて見えました。(うちの子が平均より太っているのかもしれませんが。)(^^;) 1歳の末っ子も血液検査の結果、ヘモグロビン値が低いことが分っており、お母さんは心配していました。この子は0ベクレルで、放射能は測定されていません。(放射能があってもあまりに微量であるばあいは、0ベクレルという結果が出るそうですが。) 確かに心配ですね。貧血は放射能障害の一つですが、同様に貧血の1歳の末っ子ちゃんには放射能はないことになっています。このあたりの関連性がどうなっているのか、よく分りません。 しかし、4歳の男の子の貧血が放射能障害であれば、ビタペクト2を飲んで、放射能が排出されれば、貧血も少しは改善するかもしれません。
(家族B)
同じく5人の子どもがいる家庭。さらに2人の親戚の子どもを連れてきていました。 10歳の女の子(24ベクレル)6歳の男の子(23ベクレル)に1つずつビタペクト2を渡しました。 家族の健康は良好だそうです。 さらにもう一つよい話が・・・。この家族のうち15歳になる女の子が、去年の12月に親戚のおばさんに連れられ、SOS子ども村に保養に来ていたのです。そのときの測定結果は25ベクレルで、ビタペクト2を渡しました。 (このときの報告については過去ログ「SOS子ども村
第27回 」をご覧下さい。) http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2004/index.html
保養滞在中にビタペクト2を飲み、その後帰宅しました。そして8ヶ月経過したわけですが、今回は自分の家族とともに再び保養に来ました。放射能の測定結果は0ベクレル! 摂取してから8ヶ月以上経っても放射能が溜まっていなかったということになります。 お母さんは大変感謝しており、この女の子も素敵な笑顔を見せてくれました。 ビタペクト2の効果があって、本当によかったです!
さて画像は記念撮影した様子ですが、うちの子(^^;)が写っています。 子どもたちには折り紙用の紙や、折り紙の作り方のコピー、絵葉書、和紙で作った栞などをプレゼントしました。 最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙用の紙など子どもたちへのプレゼントを寄付してくださった方、またバザーなどで交通費など諸経費を捻出してくださった皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。 ビタペクト2は先日若干値上がりし、日本円にして1個324円になりました。(現在のレートで換算。) しかし、レートのよい両替所でいただいた寄付金を両替するなど、対処しております。 何でもこれはベラルーシ国内で購入する場合の値段で、海外で購入するとなると1個495円の値段になるのだそうです。さらに税金に約4%も払わなくてはならず、1個の値段が約515円になってしまいます。 チロ基金は幸い、寄付金を直接ベラルーシへ持って来てもらうようにしていますので、1個324円で購入することができております。 今後も1つでも多くのビタペクト2を、必要としている子どもたちに渡していこうと考えております。 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。私はもちろん、ベラルーシの子どもたち、お母さんたち、SOS子ども村の職員の方々も大変皆様に感謝しております。本当にありがとうございました 辰巳雅子
Date:2005/08/20
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