2003年「ビタペクト2」無料支給運動

2003年活動記録
*SOS子ども村*
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ピンスク地区ソシノ村
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ビタペクト2について
成分
外観と摂取方法
 

 


ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・ピンスク地区ソシノ村

第1回

 10月6日にビタペクト2と「放射能と栄養」のコピー無料配布運動をブレスト州ピンスク地区ソシノ村で行いました。
 2003年5月〜7月に「チェルノブイリ被災児マリーナさんとウラジーミル君の治療支援活動」を第1回と第2回にわたって実施しましたが、それが縁で二人が住むソシノ村の子ども達にビタペクト2を無料配布することになりました。
 前もって二人のお母さんのと連絡を取り合い、ビタペクト2の必要個数を計算し、今回4人の日本人の方からいただいた寄付金をその購入費に充てました。230個のビタペクト2を車に積み込み、出発。
 ソシノ村はベラルーシ南部、ウクライナに近いところにある村です。ミンスクから車で約4時間かかります。
 
 5日の夜ソシノ村に到着し、マリーナさんたちの家に泊めさせていただきました。3ヶ月ぶりに子ども達に再会し、足の具合(表皮水泡症)を尋ねました。
 ウラジーミル君の足はほぼ完治しており、薬もすでに使っていないそうです。
 マリーナさんもときどき痛む程度で、スプレータイプの薬を足に吹き付けているだけです。この薬はソシノ村やその近辺では売られていないので、チロ基金がミンスクで8本購入し、持って行きました。(日本円に換算して4533円の購入費。)
 マリーナさんもお母さんも
「いつかこの薬もいらなくなるときが来てほしい。」
と話していました。
 
 二人ともすっかり元気になっていて、チロ基金からプレゼントした革靴を履いて、
毎日通学しているそうです。昔は足が痛んで2日に1日は学校を休まないといけなかったのが、嘘のようです。
 前は家の中で過ごすことが多かったのに、今は夏休みの間もずっとお母さんの畑仕事を手伝って、一回り成長したように見えました。
 マリーナさんはしょちゅう不整脈が起こって、意識が遠のくことが多かったのです
が、足が治って体が鍛えられるようになったためか、そんなことも全くなくなったそうです。

 さらには以前は体育の授業は二人ともほとんど休んでいたのに、9月新学期が始まって、体育の授業にも普通に出られるようになり、そのうえ、体育のテストで二人とも10段階評価の10(最高得点)をもらうようになったそうです。
 先生もクラスメートもマリーナさんとウラジーミル君の変わりようにびっくり。まるで別人になったかのようです。

 (画像はマリーナさんとウラジーミル君が通う学校です。)

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辰巳雅子
          Date:2003/10/11(Sat)