ミンスク市立第1病院小児外科病棟
追加情報・その1
2002年9月と2004年1月、ミンスク市立第1病院小児外科病棟に、腹腔内視鏡手術器具を寄贈しましたが、それに関しての追加情報です。 医療器具援助について詳しくはこちらをごらんください。
2002年(第1回)
2004年(第2回)
今回手術室のようすなどを見学する機会に恵まれましたので、ご報告します。
画像は手術室を見学中の辰巳です。 病院内はこのように外部から菌を持ち込まないように、マスクをし、さらに頭の上から足の先まで、このような格好をします。
緊急外科長であるアレクサンドル・スヴィルスキー先生のお話によると、チロ基金が寄贈した腹腔内視鏡手術器具は、毎日のように子どもたちのために使われています。 この病棟では年間3000〜3500件の手術が行われています。 そのうち1歳以下の子どもに対する手術は300件。生後1か月以下の子どもは80〜100件になります。 腹腔内視鏡手術器具を使っての手術は年間約300件ですが、これは全体の7%です。医師たちの話によるとこれは少なすぎるので、せめて倍の600件にまで増やしたいと考えています。 しかし、手術器具は1セットしかないため、手術を1回するたびに完全に消毒しなければいけません。 この病棟には10年前ドイツから消毒と手術のための設備が寄贈されました。
画像は手術器具を一つ一つ入れる殺菌された専用パッケージとそれを完全密封する機械です。
辰巳雅子
Date:2004/7
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