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ミンスク市立第1病院小児外科病棟
4.新聞記事の日本語訳
今回の医療器具寄贈について、ベラルーシの新聞に記事が載りました。(残念ですが、原文はネット上で公開されていません。)
2004年1月10日付「ズナミャー・ユーノスチ」紙 記者:オリガ・ポクロンスカヤ 翻訳:辰巳雅子
「ベラルーシの外科医に日本のプレゼント」
クリスマスイブの前日、日本の基金「チロ」が、2000$相当の腹腔内視鏡手術器具をミンスク市立第1病院小児外科病棟にプレゼント。
チロ基金は1997年に創立され、善意のある多くの日本人によって、その活動を支えられています。すでに多くのベラルーシの子ども達(病気の子ども、身体障害児、チェルノブイリ原発事故被害児など)に対して、援助活動を行ってきました。また日本語を勉強しているベラルーシ人に対する援助や、ミンスク市立第5児童図書館内に日本文化情報センターを作るなどの活動も行っています。
すでに2年前、チロ基金はミンスク市立第1病院小児外科病棟に腹腔内視鏡手術器具を寄贈しており、今回は同じ器具の中でも、特に年齢の低い子ども達、新生児にも使用できるタイプのものを寄贈しました。
その寄贈式典ではチロ基金の現地責任者である辰巳雅子さんが、器具の購入のため寄付をした団体を紹介しました。(日本ユーラシア協会大阪府連、八千代ライオンズクラブ、野間の会、有限会社VESNA!) 腹腔内視鏡を使用する手術は、従来の方法より、リスクが少なく、ベラルーシ国内では1994年から行われています。 第1病院小児外科病棟では年間350から400件の腹腔内視鏡手術を行っていますが、ベラルーシ国内でこの手術方法が実施されているのは、ここだけです。
アレクサンドル・スヴィルスキー医師の話。 「現時点で、当院に技術的なものがまだ完全にそろっているわけではありませんが、良性腫瘍、虫垂炎、腸閉塞、ヘルニアといった腹腔内に起こる急性の病気に対する全ての内視鏡手術が、これでできるようになりました。」
2004/01/21 辰巳雅子
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