第2回日本文化&アニメフェスティバルに参加

以下はベラルーシの部屋ブログ2007年12月12日の内容より転記編集しました (saba)

2007-12-12

 大変遅くなりましたが、9月の秋分の日に行われた第2回日本文化&アニメフェスティバルに日本文化情報センターが参加したことについてご報告します。
 ご報告がこんなに遅れたのは、実はこの報告を書きたくない気持ちでいっぱいだったからです。

 2006年9月秋分の日にミンスク市内で行われた第1回日本文化&アニメフェスティバルに参加したときの様子はこちらをご覧ください。
 そして今年の第2回日本文化&アニメフェスティバルの公式サイトはこちらです。(ロシア語表記のみ。)
http://www.higan.org/ (リンク切れ)


 今年は会場も広いところに変り、内容もずっと盛りだくさんになっていました。
主催者側から、日本文化情報センターから展示品の貸し出しを依頼されたのですが、場所が広くなったので、たくさん貸してほしいという要望でした。さらに今年は日本の昔話を題材にした劇も上演するので、そのための大道具や小道具までかしてほしいと頼まれました。
希望する展示物は全部で151点。
あまりに多いので、無料で貸してもいいけれど、その代わりに各展示物に
「日本文化情報センター提供」
と表示することを条件にし、貸し出すことにしました。
壊れ物の展示物などは貸し出しの際、非常に気を使うのですが、せっかくのお祭りなので、多くの人に見てもらいたい、というのと、センターの宣伝になるということで、了承しました。

しかし、実際に当日会場へ行ってみると、どこにも日本文化情報センターが協力していることが書いてありませんでした。
証拠写真の画像をご覧ください。

展示物の画像
展示物にはセンターの名称どころか、そのものについての説明もないし、せめて会場の壁に「日本文化情報センターから151点の展示品を提供」というポスターでも貼っておいてほしかったのですが、それもなし。
上記の公式HPを見ても、センターのことは書いてありません。ほかの協力した団体名も書いてありません。
しかも今年は会場への入場は有料だったのです。
つまり他のところから無料で借りた展示物を並べて、自分たちはチケットを売って収益を得たわけです。

別に収益を得てもかまいません。ただ、約束は守ってもらわないと。
「これでは話が違う。」
と主催者側に言うと
「でも時間がなくて・・・。昨日なんて夜中の1時まで準備にかかったんですよ。」 
と言い訳をし始めました。しかもそう言う人たちは侍のコスプレをしているんですよ。
武士に二言なし。言い訳するな! と思い、
「あなたたちはかっこうだけは日本人みたいだけど、中身はからっぽです。表面は日本人になりきったつもりのようだけど、ベラルーシに住む一日本人である私と理解し合えることすらできないのはどういうことですか?」
と言って帰りました。(言われたほうはさすがに固まっていた。)

しかもイベント終了後すぐに展示物を返す、と言っていたのに、
「やっぱり明日でいいですかあ?」
という電話はかかってくるし、いやになりました。
「あなたたちの言うことが信用できますか? 約束どおりすぐ返してください。」
と言ったら、あわてて返しに来ました。
まあ、展示物が無事破損・紛失することなく戻ってきてよかったです。

このようなわけで、来年もまた第3回日本文化&アニメフェスティバルを開催するそうですが、日本文化情報センターは今後参加・協力はしないことに決定しました。
日本の文化にベラルーシ人が興味を持ってくれることはうれしいことですが、イベントの主催者がこうだと、協力はできませんね。

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