以下はベラルーシの部屋ブログ2007年9月12日の内容より転記編集しました (saba)
2007-09-12
2007年9月9日、日本文化情報センターは開設8周年を迎えました。
いつもはそれを記念して、9日前後に茶の湯の紹介をしていますが、今年は諸事情のため、実施できませんでした。
その代わり、ベラルーシ人に人気の高い書道の体験会を行いました。
今年5月に行われたチロ基金創立10周年記念式典でも、日本の小学生が書いた書道の作品を展示したのですが、ベラルーシの人たちの反応がとてもよかったのです。
普段でもセンターへ来た人の中から「書道がしてみたい。」といった要望が多かったので、そんなにベラルーシ人は習字が好きなのかと、少々驚いていました。
そこへちょうどNOBU-SAN様から、墨汁と書道用の半紙、習字の見本、筆ペンを寄贈していただきました。せっかくなので、これをベラルーシの人たちに使ってもらおうと、9月9日に無料書道体験会を開くことにしました。
センターにはすでに習字用の筆と硯が寄贈されています。(私が学校の習字の時間に使っていたもの。)
ふだんは常設展示されていて、使っていなかったのですが、これを機会に展示ケースから出してきて、ベラルーシの皆さんに書いてもらうことになりました。飾るだけではなく、たまには展示物を使うのもいいことでしょう。ただ、下敷きや文鎮などはなく、フェルトを机に敷いたり、剣山を二つ布でくるんで文鎮の代わりにしたりしました。
9月9日はちょうどミンスク940周年祭に当たり、みんなそっちのほうへ行ってしまって、習字などしには来ないのではないかと心配していたのですが、当日は23人が参加してくださいました。またラジオ局から取材を受けました。
みんな初めて習字体験に大喜び。書きたい漢字、好きな漢字を選んで、筆順もチェックしながら、まず普通の紙に練習。手が筆と墨に慣れてきたところで、半紙に清書。歪んでしまって、自分で自分の作品に笑う人や、初めて漢字を書いたとは思えないほど上手な人。小学生の子ども達も、たくさん漢字を書いていました。
会場となったセンターでは順番待ちの間、書道の書き方のビデオを見て、研究。
書いた作品はもちろんプレゼントです。(家で飾ってね!)
このほか8周年記念イベントなので、参加者の皆さんには粗品を進呈しました。
画像は書道体験会の様子です。(筆の持ち方、どうしても鉛筆持ちになってしまいますね。)(^^;)
右側の女の子は、書道のビデオを見つつ、漢字字典を見て、書きたい漢字を探しています。書いた漢字のうち人気があったのは・・・
「幸」と「愛」(やっぱり。)
他にも「望」「京」「飛」「合気道」「火」「水」「日」「月」「書道」などの漢字を書いていました。(「地獄の蝶」ってどう書くんですか? と尋ねる女の子もいました・・・。)
それから、画像ではよく分かりませんが会場では日本の小学生が書いた書道の作品を再び展示しました。
たぶん参加した皆さんには楽しんでもらえたと思います。
また機会がありましたら、ぜひ書道体験会を開催したいです。
Designed by CSS.Design Sample