ベラルーシの部屋 >> サイトマップ >> 日本文化情報センター >>メニュー >> 2005年の活動記録 テレビ出演(2)

ベラルーシのテレビに生出演しました!

 以前もご報告しましたが、テレビに出演することが増えてきています。
 前回のテレビ出演報告の後にも、5月1日 STV 家族向け情報番組「ボリショイ・ザーフトラク」(5月7日再放送)にて、日本文化情報センターのこと、そして、放送日に偶然創立8周年を迎えたチロ基金のことが紹介されました。
 これも放送時間は短かったのですが、こどもの日のことも紹介されて、内容の濃い番組でした。

(ちなみに・・・ベラルーシではマスコミの取材を受けても、また番組に出演しても、出演料や交通費など一切出ません。でもチロ基金や日本文化情報センターの宣伝になるからいいんですよ。それに日本のマスコミとちがって、ベラルーシのマスコミの目は人間的で暖かいです。厳しい視聴率競争がないからでしょうね。)

 さらには、5月4日にLADテレビの生放送トーク番組「オブィチヌィ・ネオブィチヌィ・ジエーニ」に「芭蕉の詩」の朗読者オリガ・ソトニコワさんと一緒に出演しました。
 番組についてはこちらです。
http://www.tvr.by/rus/prdchlad.asp?pr=den (ロシア語)
http://www.tvr.by/eng/lad.asp (英語・ただし番組ホームページはなく、このURLはLADテレビのページです)

 司会者は女性のほうのナタリア・ボルジロフスカヤさんでした。
 こちらは30分の番組で、しかもCMなし、さらに視聴者からの電話による質問の受け付けもあるので、すごく緊張しました。ソトニコワさんがいなかったら、倒れていたかも。(^^;)
(しかも、こんなきれいな二人の間に挟まれてテレビに出る、というのがちょっといや。)
 本番1時間前にLADはじめ、国営テレビ局とラジオ局の入った建物の1階にてソトニコワさんと待ち合わせ。(日本で言うとNHKへ行くような感じ?)
 パスポートを提示して、許可証を発行してもらい、いよいよ内部へ。
 
 2階には楽屋があり、まずそこへ案内され、着物に着替えることに。(ただし、この着物は帯のいらない、5分で着替えられる簡易着物。)
 楽屋に入ると、あれ? 見たことのある人が着替えている・・・。それは有名なテレビ司会者のエレーナ・スピリドビッチでした。(歌番組関連の司会をよくしている人。ベラルーシのアナウンサーとしては珍しくべラビア航空のCMに出演したこともあります。)
 お顔はこちらです。
http://www.tvr.by/rus/prdchtv1.asp?pr=europe (ロシア語版)
http://www.tvr.by/eng/prdchtv1.asp?pr=europe (英語版)

 若くはないですが(私も人のことは言えぬか・・・)本物はやっぱり、すごく素敵な人でした。
 ミーハーな私が写真をお願いすると快くOK。ソトニコワさんとスリーショット写真を撮りました。(^^)
 緊張していてもこういう写真はしっかり撮っておくのでありました。(^^;)

 楽屋にはメイク担当の人がいて、パウダーをはたいてもらったり、髪の毛をとかしてもらったり。緊張度はさらに増していくのでした。
 メイクさんはソトニコワさんの顔を見るなり
「そのパウダーはXXX社製のでしょう?」
「そうです。どうして分かったの?」
と、さすがは国営テレビ局で働くメイク担当者。達人ぶりを発揮。

 すっかり圧倒されているところへ、ナタリア・ボルジロフスカヤさん登場。
 いや〜本物はテレビのブラウン管で見るより、さらに美人だったです。
 ますます緊張しているとお茶が出されました。が、緊張のあまり(生出演中にトイレ行きたくなったらどうしよう、とか(^^;))あまり飲めませんでした。

 出演20分前にはスタジオへ。テレビの中で見た空間の中に自分がいるのが不思議でした。(スタジオの様子は画像をご覧下さい。左からナタリヤさん、ソトニコワさん、辰巳です。)

 そして放送開始。ナタリヤさんがすらすらとよどみなく「日本では明日の5日はこどもの日です。」などなど紹介し始め、どきどきしていると、場面が切り替わり、とてもきれいな鯉のぼりが青空にそよぐ映像がしばらく流れました。
 スタッフの皆さん、事前にこんなに準備してくださってありがとうございました。
 子どもの日だけではなく、
「日本には面白い祝祭日がたくさんあります。9月には『月を見て愛でる日』7月には『海の日』それに『白い日』というのがあって、この日、日本人男性が女性にホワイトチョコレートをあげるそうです。」
とナタリヤさんが、ただでさえぱっちりした目をさらに広げて話していました。
 スタッフの人たちがまじめに、日本の祝祭日を調べてくれたのでしょうね。そしていろいろある中で、一番驚いたのがこの3つだったのでしょう。日本文化情報センターで働いている私としては、大変参考になりました。 

 その後、こどもの日の話の他、着物の話、ソトニコワさんに日本人の血が流れている話、「芭蕉の詩」について・・・と終始楽しい話題が続きました。
 ナタリヤさんに頼まれ、ソトニコワさんが音楽はついていませんでしたが、「芭蕉の詩」の一部を朗読しました。おかげで芭蕉の俳句がベラルーシ国内で生放送されましたよ。
(緊張していたせいかもしれませんが、すぐそばでソトニコワさんの朗読を聞いたので、感激のあまり腕に鳥肌が立ってしまいました。)
 私も芭蕉の句を日本語で言うように頼まれました。動転していたので辞世の句など言ってしまいました。(^^;)
 
 電話での直接質問では「こどもの日には日本人は何を食べるんですか?」という男の子からの質問がありました。これも動転してたため「お赤飯を食べます!」なんて回答してしまいましたが、後から「ちまきか柏餅のことを言えばよかった〜」と後悔しました。

 この他、家族の写真まで公開され(こういうのは照れくさいので、やめてほしいと事前に頼んでいたのですが、こどもの日だから、と娘や夫や母の顔まで出されてしまいました。さらには「これ、お母さんですか? 若いですね〜。何歳なんですか?」と質問され、正直に年齢を言ってしまいましたよ、お母さん、ごめん。国中に年齢が知れ渡ってしまいました。これだから生放送は怖いですね。)とにかく(@−@;)←こんな感じで30分座り続けておりました。

 こうして何とか放映終了。すごく疲れました。はあ〜〜〜
 しかし、日本文化に関する内容も多くて、とてもよい番組だったと思います。
 LADテレビの皆さん、そしてフォローしてくれたソトニコワさん、本当にありがとうございました。
 とても緊張しましたが、今回とてもよい経験をさせていただいたので、またいつか機会があれば、次回はあがらずに出演したいと思っています。(でももう二度とこんな機会に恵まれないかも。)(^^;)

2005/05/13 辰巳雅子