2005年7月と10月に続き「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」に続き、2006年6月27日に3回目の支援活動を行いました。
今回の救援物資の内容はこのとおりです。
・インスリン注射用の注射針 1100本
・血糖値測定に使用する簡易検査試験紙 550枚
上記の救援物資をチロ基金から購入し、モズィリ市糖尿病児童協会に寄贈いたしました。
モズィリ市糖尿病児童協会の子どもたちのために、チロ基金に野間の会と個人の方からご寄付をいただきました。
寄付金の合計は6万6千円で、ベラルーシ・ルーブルに換金して合計122万6060ルーブルとなりました。
使途の内訳はこのようになります。
8ミリ注射針 10箱(1箱は100本入り) 1箱4万9千ルーブル。計49万ルーブル。
6ミリ注射針 1箱(1箱は100本入り) 1箱4万300ルーブル。
簡易検査試験紙 50枚入り10箱 1箱 6万1940ルーブル。計61万9400ルーブル。
簡易検査試験紙 25枚入り
2箱 1箱 3万3510ルーブル。 計6万7020ルーブル。
運搬費用(ガソリン代) 9340ルーブル。
合計122万6060ルーブル。
ご協力してくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。本当に助かりました。心から感謝しております。
支援物資について詳細をご説明します。
注射針はデンマーク製(Novo
Nordisk社)の「Novo Fine 30G 0.3x8mm」と「Novo Fine 31G
0.25x6mm」という最新式タイプの物です。
前者(8ミリタイプ)より後者(6ミリタイプ)のほうが針が細く、小さい子どもへの負担が少ないそうです。
簡易検査試験紙はドイツ製(Roche社)「ACCU-Check-Active」といい、ごく少量(1滴)の血液から血糖値を1分で測定することができます。
モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動第1回については2005年7月過去ログのチロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」をご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/007.html
また「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第2回については2005年11月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/011.html 今回、薬局を回ってみて分かったのですが、血糖値測定器は海外から輸入されているのですが、ベラルーシも種類が増えてきて、半永久的に電池を交換しなくてもよいタイプの物などが現れてきました。ただ、測定器によって、そこにセットする簡易検査試験紙の種類も違うので、今回も「ACCU-Check-Active」を購入しました。
また今回はSOS子ども村に保養にモズィリ市糖尿病児童協会が来ていたため、多額の運送費用がかからず、助かりました。
注射針や医薬品を郵便で送るのは国内でも難しいので、手渡しできて、本当によかったです。運送費用にかかる経費を、支援物資購入に充てることができますから。
子ども達は明後日にはSOS子ども村を離れて帰宅します。近日中に他の会員の子ども達に平等に配布し、その結果はまた改めて報告します、という会長さんのお話でした。
画像はモズィリ市糖尿病児童協会の会員で、今回保養に来ていた子どもたち3人です。注射針や簡易検査試験紙を手にして、とても喜んでいました。
会員数は38名と年々増えるばかりで、みんなで支援物資を分配すると、一人当たりではそんなにたくさんにはならないのですが、少しでも注射針や簡易検査試験紙を子ども達に渡すことができて、本当によかったです。子ども達の命がかかっていますから・・・
ご寄付くださった皆様、本当にありがとうございます。糖尿病の子ども達、その保護者の方々も心から感謝していることをこの場でお伝えいたします。