お待たせしました!(?)2005年のアンケート結果をまとめました。
http://belapakoi.s1.xrea.com/kekka_05.html
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!
かなり大まかな印象ですが、やはり日常生活や社会問題など、生活に身近な話題が関心を持たれているのかなあ・・・という印象を受けました。
それから、問5の「初めてベラルーシを知ったときのイメージ」。これはなかなか興味深い結果となりました。
なんとなく予想した通りになったのですが、やはり、イメージが思い浮かばない、という印象が強いみたいですね。
ちなみに私が初めてベラルーシという国について知ったのは(地図上にそういうところがある、という単なる机上の知識としてではなく、人が暮らしている「国」だと意識したという意味)10年ぐらい前ですが、そのとき思ったのは
「ロシアとポーランドの間の国・・・でなにがあるんだっけ?」という状態でした。今回の結果は自分の体験を振り返っても、なるほどなーと思いました。
問
6
の結果もまたとても興味深かったです。自由回答形式にしたので、私の予想を超える回答もあって、おもしろく読ませて頂きました。
私自身の東欧のイメージとは(書いてるけど)ヨーグルトとコマネチなんですよねー(時代を感じる)・・
それからハンガリー。子供の頃に読んだ「パール街の少年たち」という物語にものすごーく影響を受けています。なかなかこの本おもしろいですよ!(余計なことですが)
それにしてもネガティブなイメージを感じる方が多いんですね。むーん。ただ、こういうイメージって何年か経つうちに変わってくるものなので、私は今はこういうものなのかなーという程度に受け取っています。
例を挙げると(ちょっといい例ではないかも)、ベトナムは私が子供の頃、世界の最貧国と言われ、ボートピープルや、内戦や、難民や、枯れ葉剤や(ベトちゃんドクちゃんとか・・)、共産主義やらあれこれとありましたが、数年前の「ドイモイ」政策によって随分雰囲気も変わりましたよね。ベトナムへ行くのもそんなに難しくなくなったし、実際旅行代理店に行けばベトナム旅行のパンフレットはたくさんあります。私はベトナムもいつか行ってみたいなーと思っていて、それなりに興味をもっているんですけど、今のベトナムって多分沢山の社会問題を抱えながらも、でも観光客向けに開かれたイメージがだんだん出てきているよなーと感じています。一応、ベラルーシは資本主義国でベトナムは社会主義国のはず・・・でも、それぞれの国の現在抱かれているイメージは資本主義と社会主義のイメージとはそれぞれ相反しているように感じます。
そういう意味では、ベラルーシに限らず、東欧はいま時代の過渡期にあると私は感じているので、そのただ中にある国と人々が外から見るとどう見えるか、という今回の結果はとても興味深かったです。
それから、(これも重要なことだと思うんだけど)メディアの情報伝達力の強さ。メディアが「この国はこんな国」と強力にアピールすれば、多くの人がそのように信じてしまうんだなーと改めて感じてしまいました。これってものすごく怖いことですよね・・・
それから、問7でベラ部屋のご感想を載せました。私たちへの感想がほとんどなので、公表する必要はないかなーと思い、書いて下さった方へはありがとうございます、と深く感謝する次第です。
その中で、2,3点ほどお返事したほうがいいかな、と思ったものがありましたので、この場でお返事いたします。
・ベラルーシ人との国際結婚について情報が欲しい
すいません!この国際結婚に関する問い合わせは今までにも何度か頂いていたり、「ロシアンぴろしき」の掲示板で私がときどき回答していたりしたのですが、「ベラルーシの部屋」として何らかのコンテンツをつくって、旅行情報みたいに公表する・・・という可能性は今後限りなく低い、と思います。
というのも、私はベラルーシ人と結婚したことがないし、Tさんが結婚したのはもう随分前のことで、例えば私やTさんの体験談をネットに載せて公表しても、それが今、通用したり、参考になるか、となると、多分ならないと思うんですよ。
日本の結婚事情はめまぐるしく変化していて、つい先日も親族の結婚式に出たのですが、私が結婚した3年前に比べると随分雰囲気が変わったなあと思いました。アクセサリーは私はずっと真珠、と思っていたのですけど、真珠をつけてきている人は少なかったし、だいたい私自身留袖着なかったし。
多分法的手続きのことについて色々知りたい、という人が多いかなあと思うのですが、法律にからむ問題について、ベラ部屋のような個人サイトを頼るのはちょっと怖いなあと思います。同じ頼るとしても、つい最近結婚されたカップルや専門のプロ(行政書士や弁護士)に相談して、自分でも勉強したほうが断然いいと思います。法律は変わっていきますので昔こうだった、といっても今同じ状況であるとは限りません。私たちの今のネットに登場出来る状況から考えて、状況の変化にすぐに対応できるとはとうてい思えないのです。
旅行情報もかなり古い情報もあり、間違った情報もあります。こちらも無責任な状態になりつつあるのですが、感想を読む限り、古い情報でもお役に立っているようなので、なんとか続けていこう、という方向になりました(ちょっと、あまりにも更新できないので、旅行情報はやめようかなあ・・・と思ったときもありました。個人的に)
そんなわけで、時々「国際結婚について教えて欲しい」というお問い合わせをいただくのですが、私たちも詳しいことはほとんど知らないし、下手に私たちが調べるより、専門のプロに問い合わせた方が確実でしょう、というお返事ぐらいしかできないのです。どうかご了承下さい。
・政治経済や社会に関する問題を多く取り上げて欲しい
そ、そうですね、確かに・・・こういう問題もその国を知る上で大切なことですよね。
リンクページでも紹介していますが、人権問題に比重が置かれていますが、ベラルーシ・ウクライナニュースでこのようなニュースの一端を知ることができます。ご興味のある方はホームページを定期的にチェックしてください。
経済については、実は外務省の関連団体(かな?)が本を出していたり、専門の方がホームページを開かれています。正直いって専門的なことが知りたい方はそっちを読んだ方がいいかなーと思いました。多分専門の方を超える内容のページはベラ部屋では作れない・・・と(私は)感じたので、ベラ部屋の方向としては、政治経済、社会問題については、Tさんの生活に身近なネタで今後も更新していくと思います。今回のアンケートの結果をみても、やたら専門的になるよりは、Tさんの身近なネタが政治経済、社会につながっている・・という感じのほうが支持されるのではないか、と感じました。
これも(ベラルーシの話じゃないけど)別の国のことですが、先日の中国で起きた「反日デモ」の際、ニュースで伝えられることと、実際中国で暮らしている人や留学生がブログで伝える状況とは大きく差があるなあと思ったんですよ。私も今、職場で中国人の人と一緒に仕事しているけど、別に周囲も「反日」とかそういうこと言いませんでしたし(仕事は仕事だし・・)、本人も至って普通でした(仕事だから?)これが全てだとは思いませんが、ニュースでは連日反日反日といってるのに、現実に職場にいったら中国人の人と何事もなかったように普通に仕事している・・というのは、どういうことなんだろう、随分差があるよなあ、と自分でも不思議な気持ちでした。
個人が見聞きできるのってやっぱり本当に一部でしかないと思うんですよ。ベラ部屋も当然その中の一つなので、なんでもかんでもお伝えする・・というのはやっぱり無理があり、「できる範囲」というのがあるんだなあと思います。私もTさんも「できる範囲」を超えて無理してでもベラ部屋をやっていこう、という気持ちはないので、限られたネット接続時間の間で何を伝えるか、となると、やっぱり優先度が自ずと決まってくるんですよね。ですので、状況によあっては、ごめんなさい、これもあれも伝えたいんだけど、ちょっと無理・・・という時があるのですが、どうかご了承下さい。
今はネットが進化してベラルーシに関するホームページも増えてきました。各人がそれぞれの特色を生かした優れたホームページを公開しているので、ぜひみなさんには色々と観て頂いて「それぞれの視点からみたベラルーシ」を少しでも感じて頂けたら・・と思います。
さて、長くなりましたが、参考までに2003年と2002年のアンケート結果もまたアップしましたので、ご興味ありましたら比較がてらみてみてください。
2003年アンケート結果
http://belapakoi.s1.xrea.com/kekka_03.html
2002年アンケート結果
http://belapakoi.s1.xrea.com/kekka.html