私などがいい例ですが、コンタクトレンズ常用者の方、ベラルーシ滞在中にレンズをなくしてしまったらどうします? 私はコンタクトレンズなしでは生きられません。
もちろん、なくさないにこしたことはありませんが、ベラルーシ滞在中、決して紛失・破損しないとは限りません。予備のレンズや眼鏡があればいいのですが、ない場合は・・・。
さて、以下は私がベラルーシでコンタクトレンズを買ったときのレポートです。
(2001年11月)
日本からずっとハードのコンタクトレンズをつけていましたが、もう何年も同じレンズを使い続けてきて、だんだん度数が合わなくなってきたのと、そのレンズのケア用品(洗浄液など)がベラルーシで売られていないため、日本からわざわざ送ってもらったりするのがわずらわしくなり、ベラルーシでコンタクトレンズを購入することにしました。ベラルーシでもコンタクトレンズが売られるようになり、私営の眼科(多くはコンタクトレンズ専門)で取り扱っています。
ところでベラルーシではソフトのコンタクトレンズしか売られていません。
「どうしてハードのレンズは売られていないんですか?」
と眼科医にきいたのですが
「ハードは固くて目に悪いじゃない。ソフトのほうがいいわよ。日本ではハードのほうが多いの? そのうちソフトが主流になるでしょうね。」
という返事でした。
ハードのほうが寿命が長いし、今はたくさん酸素を通す高品質のものが出回っているので、ソフトよりハードのほうが目にはいいそうですが、どちらにせよ、ベラルーシではソフトレンズしかありません。
しかし、ベラルーシではハードレンズを使うのがつらかったです。というのも空気が乾燥していて、埃が多く、目に入ると涙が出てしょうがなかったです。これも買い替えを決めた理由の一つです。
冬場は雪が積もっていて埃があまり立たないので、大丈夫でしたが、夏場は外出のたび泣きっぱなし。道端で片目だけ泣いていると、通行人に不思議そうに見られたりして、恥ずかしいものがありました。日本だと
「コンタクトレンズをしている人が、目にゴミが入ったのかな?」
と理解してもらえるのですが、ベラルーシでは「ただの変な人」・・・;
これがベラルーシでハードレンズが売られていない理由かもしれません。
さて気になるお値段ですが、今はアメリカ製、ロシア製のものがあり、種類も値段もいろいろあります。
私が買ったのはアメリカ製のもので、一番高いもの。(寿命は1年) 煮沸消毒の必要はなし。
1個1800円でした。両目で3600円。
日本で買うことを考えるととても安いです。(でもベラルーシの一般人からすると高い。)
私が行った眼科は、またここでレンズを購入すると10%の割引をしてくれます。
(割引券をくれるので、次の購入までなくさないようにすればOK。)
専用のレンズをつまむピンセットまで売られています。(80円)
また保存容器は360ミリリットル入りの洗浄液(保存液と兼用。1700円)を買うと無料でついてきます。
ベラルーシでもコンタクトレンズが買える・・・という話でした。
ただし、ソフトのみで、日本にあるような使い捨てタイプや乱視用コンタクトレンズはありません。
ちなみにカラーコンタクトは売られています。
by ベラルーシのT
2003/5
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