2005年7月と10月、そして2006年6月に続き「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」として、第4回目の支援活動を2006年10月30日に実施いたしました。
モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動第1回については2005年7月過去ログのチロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」をご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/007.html
また「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第2回については2005年11月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/011.html
また「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第3回については2006年6月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/006.html
今回の救援物資の内容はこのとおりです。
・インスリン注射用の注射針 1100本
・血糖値測定に使用する簡易検査試験紙 300枚
・ビタペクト2 107個
上記の救援物資をチロ基金から購入し、モズィリ市糖尿病児童協会に寄贈いたしました。
救援物資購入のために八千代ライオンズクラブ、匿名希望グループからご寄付をいただきました。また個人の方から救援物資の御寄贈もいただきました。
また日本ユーラシア協会大阪府連主催の2006年夏のバザールでの売上金の一部を運搬費用として使わさせていただきました。
寄付金の合計は日本円に1$=118円で換算して7万3396円、ベラルーシ・ルーブルに換金して合計133万2150ルーブルとなりました。
使途の内訳はこのようになります。
・インスリン注射用注射針 11箱(1箱は100本入り)
このうち9箱はBD Micro-fine Plus 8ミリタイプ。1箱が4万4600ルーブル。
2箱はNovo-fine
30G 8ミリタイプ。1箱が4万8000ルーブル。
計49万7400ルーブル。(日本円にして2万7376円。)
・ビタペクト2 107個 1個6400ルーブル。計68万4800ルーブル。(日本円にして3万7760円。)
・運搬費用(ガソリン代) 14万9950ルーブル。(日本円にして8260円。)
合計133万2150ルーブル。
簡易検査試験紙300枚(1箱50枚入りが6箱)はNOBU-SAN様からの御寄贈です。日本で購入され、直接ベラルーシまで持って来てくださり、本当にありがとうございました。
インスリン注射用注射針の購入費用は八千代ライオンズクラブからご寄付いただきました。また八千代ライオンズクラブからの寄付金の一部(2624円分)を運搬費用の一部に充てさせていただきました。
ビタペクト2の購入費は匿名希望グループからの寄附金を使わさせていただきました。
運搬費用には日本ユーラシア協会大阪府連主催の2006年夏のバザールでの売上金の一部(5636円分)を使わさせていただきました。
運搬費用についてですが、モズィリ市に行った後、往路で同じゴメリ州にあるスベトラゴルスク市に立ち寄り、9月に茶の湯の紹介を行った児童図書館に文献寄贈をしてきました。そのため、ミンスク−モズィリ間を直接往復するより、やや高い運搬費用がかかっていますが、ご了承ください。
おかげで、茶の湯がスベトラゴルスクの地元テレビ局で報道されたニュース番組のビデオ録画を図書館から頂くことができて、一石二鳥でした。
今回さまざまな形で、ご協力してくださった多くの日本人の皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。本当に助かりました。モズィリ市糖尿病児童協会の子ども達、その保護者の方々も深く感謝しております。
また救援物資のほか、ビタペクト2のパンフレットのコピー20部、折り紙用の紙500枚、NOBU-SAN様からいただいたかわいいキーホルダーなどもプレゼントしました。
11月14日は糖尿病の日で、モズィリ市糖尿病児童協会員が事務所に集まるそうです。その時に会員の子ども達に平等に配布します、という会長さんのお話でした。会員数は増える一方なので、みんなで今回の支援物資を分配すると、一人当たりではそんなにたくさんにはならないのですが、少しでも注射針や簡易検査試験紙を子ども達に渡すことができて、本当によかったです。また子ども達の命をつなぐことができました。
6月にお会いしたときは、モズィリ市内でインスリンが十分に支給されなくなった、とベラルーシ保健省に訴えていましたが、その後の話では幸いインスリンはちゃんと支給されるようになったそうです。ただ、相変わらず注射針や検査紙は自己負担という状態が続いており、今回の援助に会長さんたちは大喜びしていました。
画像はモズィリ市糖尿病児童協会の新事務所内で撮影したものです。事務所は去年お伺いしたところとは別の場所(プリピャチホテル内の一室)に移転していました。写っているのは、会長のデルノフスカヤさんと事務の仕事をされているユリヤさんです。
ご寄付くださった皆様、本当にありがとうございます。糖尿病の子ども達、その保護者の方々も心から感謝していることをこの場でお伝えいたします。