フィナーレのシーン。5人の俳優さんたちご苦労様でした。
劇の上演中ほとんどずっとセンターから貸した日本の音楽のテープをダビングして編集したものが流れていたのですが、おつうの布が高く売れ、よひょうたちがみんな喜んで踊るシーンでは「小鹿のバンビ」が流れて、私は倒れそうになりました。が、ベラルーシの子ども達は分からないのである意味よかったです。
幼稚園の先生達も
「日本語で日本人の子どもが歌う歌が流れて、異国情緒たっぷりの劇だったわねえ〜。」
なんてニコニコと感想を私に言ってくれました。
いやあ〜タチヤ―ナさんの努力の跡が見られる劇でした。それはそれでとてもよかったです。 私も 「日本の着物は腰のところにポケットなんかついてませんよ!」 等と目くじら立てるつもりはもちろんありません。 みんな、日本のことをよく知らないのに、一生懸命劇を作り上げてくれたよ、と感謝の気持ちでいっぱいです。日本人を代表してお礼を言いました。
でもやっぱり・・・(いいとか悪いとかではなく)現在のベラルーシ人でごく普通の人がイメージする「日本と日本人」の姿がありありとここに表現されている・・・と思いました。そういう意味では貴重な資料ですね。
でもまあ、ベラルーシ人にとって全くイメージがわかない国というのもたくさんあるわけですから、そういう中でこれだけ日本に関してはイメージを持っているのですから、少々おかしなところがあっても、喜ばないといけませんね。
by 日本文化情報センター代表 辰巳雅子
Date:2003/04/10
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