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日本文化祭

2000年11月  在ベラルーシ日本大使館主催

11月6日からベラルーシ初の大掛かりな日本文化祭が始まりました。
 これは在ベラルーシ日本大使館が主催です。
(センター主催と間違える人が大勢いましたが、いやあ、うれしい誤解ですな。)

 内容は3つに分かれていて、
まずラッピングのデモンストレーション(11月6日と7日)
  日本人形展(11月14日から22日まで)
  日本映画週間(11月15日から21日まで)
・・・となっています。

 今までにもベラルーシでは日本映画の上映や、日本人形展が行われていたのですが、今回はそれらをほぼ同時期に行い、さらに全日本ギフト用品協会のラッピング名人がベラルーシへ来て、包装の芸を披露する、という大掛かりなイベントが企画されたわけです。
 人形展と映画はミンスクでの公開の後、さらにモギリョフへ移動します。
 
 そりゃあ、フランスかどっかで行われる日本文化週間や日本映画祭などと比べれば、規模は小さいですよー。でも、ベラルーシでは初の大規模の日本文化祭です。初日の昨日は入場無料とあって立ち見が出るほどの大入り満員!ベラルーシ人の日本文化に対する興味の高さが窺い知れました。(^^)

 ラッピングのデモンストレーションでは入場者がその場で水切りから和風リースが作れる、という参加型の催し。出血大サービスでしたよー。(^^;)(当然のことながら、ちゃっかり者の私はいただいた水切りリースとハンカチは
センターの展示品にします。)(^^;)
 他にもペットボトルのラッピングやハンカチでブーケを作ったりする芸が披露されました。それから七五三にちなんで女の子二人が、着物を着付けてもらうというのもありました。もちろんモデルはベラルーシ人ですよー。(デジカメの調子が悪く、今回は画像が撮れず、残念)

 また会場には折り紙展も同時開催され、ペルボマイスキー区立子ども会館折り紙クラブの子どもたちの作品が出品されていました。相変わらず、リキ入ってましたよー。(^^)

 さて、在ベラルーシ大使館主催の日本文化週間は、ミンスクの最終日が22日で、その後モギリョフでも人形展と映画上映会が行われました。

 ミンスクは一言で言うと大盛況でした。映画は満席、人形展も人がいっぱいで、見るのに一苦労しなければなりませんでした。映画は上映1時間前に来ないと座れない位の満員御礼、でした。
 どうしてこんなにたくさんの人が押し寄せたのでしょう? 1、2年前にも日本映画の上映会や、人形展が開催されましたが、今回ほどたくさんの人は来ませんでした。映画には1回の上映に、20人ぐらいしか人が来なかったそうですし、人形展はもっとゆっくり見ることができました。

 ところが今回は、映画の上映30分前に行ったのに、もう入り口のドアが閉まっていて、中に入れませんでした。仕方ないので家に帰ってきて、日本文化祭大成功の理由を考えているのですが・・・。
 入場無料なのがよかったのか? でも以前の人形展も映画祭も無料でした。
 場所がよかったのか? でも以前の人形展や映画祭が開催された所も街の中心地で、分かりやすい場所でした。
 宣伝が行き届いていたのかも。どうもそのようです。
 今回は地下鉄にもきれいな歌舞伎役者人形のポスターが貼られていたし・・・。宣伝の効果は大きいですね。

 やはり、日本への関心がベラルーシ人の間に高くなってきているのだと思います。日本の映画はめったとベラルーシのテレビで放映されないし・・・。日本への興味があるベラルーシ人にとって、今回は貴重な催しだったと思います。
 ちなみに上映されたのは「千利休」「滝廉太郎物語」「豪姫」「砂の上のロビンソン」「福沢諭吉」・・・でした。
 このうち、結局「滝廉太郎物語」しか見られなかったのが残念です。また日本映画祭してくれないかなあ。日本映画はベラルーシで大人気であることが、これで証明されたし、もっと大掛かりな日本祭を定期的にしてくれたら・・・と思いました。>日本外務省
 センターでも上映会を頻繁にできたらいいんですけどね。難問はロシア語に訳してある映画がほとんど手元にないことです。うーん・・・。

 今回は大使館の御厚意で、センターの案内を印刷したチラシを大量に会場に置かせていただき、センターの宣伝もついでにしてもらいました。大変ありがたかったです。全部で400枚以上あったチラシがすべて人の手にわたったそうなので、もうすぐ、400人の人がセンターになだれのように、押し寄せてくるかと思うと、うれしいような、怖いような。(^^;)

(文責 ベラルーシのT 掲示板に投稿した文章を編集しました)

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