昔の生活道具
昔の暮らし・陶器 その2
さて、これも生活に密着した陶器の一つですが・・・何でしょう?
正解は「弁当箱」。(弁当壷?)
一つの壷の直径が20センチぐらいなので、かなり大きなお弁当箱です。
二つの壷の間に小さい壷がついていますが、これはこの画像では見えない反対側にももう一つついています。つまり大小2つずつ、合計4個の壷からなるお弁当箱なのですが、どうして4つなのかというと・・・。
例えばベラルーシ料理のドラニキは、スメタナ(サワークリーム)をつけて食べますよね。つまり、一つの大きな壷にドラニキをいくつも入れ、もう一つの大きい壷にスメタナを入れるのです。そして小さい壷には塩など、調味料を入れておきます。そして上にくっついている取っ手を持って、農作業に出て、お昼になるとドラニキにスメタナをつけながら、食べていたのです。
もっと豪華には、一つの壷にスープ、もう一つに肉料理。あるいは一つの壷にじゃがいも料理、もう一つにおかずの肉料理などを入れていました。
それをお昼に開けてお塩をふりかけつつ、食べていたのですねー。いいですねー。(^^)
弁当壷は、重いけど保温性があって、なかなかおいしいお昼ご飯を昔のベラルーシの人は食べていたのではないでしょうか?(2000/12 by T)
(協力:ドゥドゥートゥキ技術博物館)
|