乳製品

スメタナバターケフィール(発酵牛乳)
カッテージチーズスィヴォロトカ(乳精)
チーズ  

 

※ベラルーシは日本と比べて乳製品の種類が豊富です。特に、スメタナと呼ばれるサワークリームはお料理に欠かすことはできません。ベラルーシのスメタナは、日本で売られているサワークリームの外見や味と異なります。外見はさらっとした生クリーム状で、味はちょっと酸味があるホワイトソースのような感じでした。ドラニキなどにはつけて食べ、スープ類には溶かして食べています。以下にあるTさんの説明&写真をどうぞご覧下さい。(by saba)

スメタナ(サワークリーム)

 新鮮な牛乳を涼しいところにしばらく置いておくと、表面に脂肪分が浮いてきます。これらをスプーンですくって集めたものがスメタナです。

脂肪分が分離した牛乳

 しかし、これは昔のやり方。今、工場では牛乳を攪拌器にかけてスメタナを作ります。ただし、この製造法の場合は脂肪分の少ないスメタナになります。つまりコクがありません。でもスプーンで集めるのも気の長い話・・・。

 そこで家庭用のスメタナ作り器が開発されました。形は長い管になっていて、下に蛇口がついています。管に牛乳を入れ、さらに容器ごと冷たい水につけて冷やします。すると早く脂肪分が浮いてくるので、下の蛇口を開け、脂肪分以外の部分を流します。するとスメタナだけが容器の中に残るというしかけです。  ▲back

バター

 集めたスメタナを2日ほど冷やします。そしてバター作り器に入れ、棒で叩くようにかき混ぜ続けます。するとバターの出来上がり。冷やすことによって黄色いバターができます。手作りバターはすごーくおいしいです(写真)。           ▲back

ケフィール(発酵牛乳)

 牛乳を室温で3日ほど放っておくと、発酵して酢っぱい味の飲み物になります。これがケフィールです。でもあまりにも長い間放っておくと腐ります。(^^;)牛乳がケフィールになったら、その後は冷蔵庫で保管します。          ▲back

カッテージチーズ

 ケフィールをオーブンに入れ、90度の温度で1時間ほど温めます。すると表面に白いものが浮かんでくるので、やや黄みがかったら、すぐオーブンから出します。ガーゼで濾した後、1晩吊るして水分を抜きます。するとカッテージチーズの出来上がり(写真)。

▲back

スィヴォロトカ(乳精)

 カッテージチーズを作ったときに出る薄い黄色をした水分。あまりポピュラーではないのですが、飲み物です。 そのまま飲むより、料理に使うことのほうが多いようです。ブリン(クレープ)のタネや、バレニキ(ウクライナ風ゆで餃子)の皮を作るときに、水の代わりにスィヴォロトカを使うとおいしくなります。

※日本料理でいうなら「だしの素」に近いのかな・・それとも緑茶かしら(by saba)

▲back

チーズ

 カッテージチーズを型に入れ、重しをかけるだけ。1日だけだと柔らかいチーズができ、長く置けば固いチーズになります。これはもちろん手作りチーズの作り方で、店には工場で作ったいろんな種類のチーズが売られています。

 写真は手作りチーズです。ちょっと割れてしまいました。 このいかにも、絞って固めました、という形がいいでしょ?

▲back

 

 

Copyright (C) 2000-2002 Belaruski Pakoi All rights reserved.