しかし、これは昔のやり方。今、工場では牛乳を攪拌器にかけてスメタナを作ります。ただし、この製造法の場合は脂肪分の少ないスメタナになります。つまりコクがありません。でもスプーンで集めるのも気の長い話・・・。 そこで家庭用のスメタナ作り器が開発されました。形は長い管になっていて、下に蛇口がついています。管に牛乳を入れ、さらに容器ごと冷たい水につけて冷やします。すると早く脂肪分が浮いてくるので、下の蛇口を開け、脂肪分以外の部分を流します。するとスメタナだけが容器の中に残るというしかけです。 ▲back バター集めたスメタナを2日ほど冷やします。そしてバター作り器に入れ、棒で叩くようにかき混ぜ続けます。するとバターの出来上がり。冷やすことによって黄色いバターができます。手作りバターはすごーくおいしいです(写真)。 ▲back
ケフィール(発酵牛乳)牛乳を室温で3日ほど放っておくと、発酵して酢っぱい味の飲み物になります。これがケフィールです。でもあまりにも長い間放っておくと腐ります。(^^;)牛乳がケフィールになったら、その後は冷蔵庫で保管します。 ▲back カッテージチーズケフィールをオーブンに入れ、90度の温度で1時間ほど温めます。すると表面に白いものが浮かんでくるので、やや黄みがかったら、すぐオーブンから出します。ガーゼで濾した後、1晩吊るして水分を抜きます。するとカッテージチーズの出来上がり(写真)。
スィヴォロトカ(乳精)カッテージチーズを作ったときに出る薄い黄色をした水分。あまりポピュラーではないのですが、飲み物です。 そのまま飲むより、料理に使うことのほうが多いようです。ブリン(クレープ)のタネや、バレニキ(ウクライナ風ゆで餃子)の皮を作るときに、水の代わりにスィヴォロトカを使うとおいしくなります。 ※日本料理でいうなら「だしの素」に近いのかな・・それとも緑茶かしら(by saba) チーズカッテージチーズを型に入れ、重しをかけるだけ。1日だけだと柔らかいチーズができ、長く置けば固いチーズになります。これはもちろん手作りチーズの作り方で、店には工場で作ったいろんな種類のチーズが売られています。 写真は手作りチーズです。ちょっと割れてしまいました。 このいかにも、絞って固めました、という形がいいでしょ? |
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