「芭蕉の詩(うた)」CD販売のご案内

(完売しました)

チロ基金はベラルーシの作曲家が松尾芭蕉をテーマに作曲した「芭蕉の詩(うた)」の発表を後援しました。

 生誕360周年を記念してベラルーシの作曲家アンナ・コロトキナが作曲した朗読のための楽曲「芭蕉の詩(うた)」がCD化されました。
 コロトキナ作品集でもある「芭蕉の詩」はチロ基金の出資により、100枚限定で制作され、その一部はベラルーシ各地の図書館や学校などに寄贈されます。このCDの普及がベラルーシにおける俳聖松尾芭蕉の紹介、日本文化への関心を引き起こす機会となれば幸いです。

 CD「芭蕉の詩」は日本国内向けとして20枚が限定販売されます。
 このCDの売上げはチロ基金の活動費用として還元され、放射能を体内から排除する働きをもつ健康食品ビタペクト2の購入資金に充てられ、チェルノブイリ原発事故被災児たちに無料で配布されます。
 ビタペクト2無料支給運動について詳しくはこちらをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


 日本国内向けの販売は京都にあるヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」が請け負います。
 芭蕉翁の命日である10月12日から店頭販売を開始します。
 定価は2000円。1枚の購入でビタペクト2が5個分(5人分)買うことができます。
 皆様のご協力をお願い申し上げます。

 Vesna!のHPはこちらです。

http://vesna-ltd.com/
 
 現時点では店頭販売のみですが、後ほどインターネット販売も開始する予定です。そのときにはまた改めてご案内いたします。

 このCDはCDプレイヤーで音楽をお楽しみいただけます。PCをお持ちの方は、特典としてビデオクリップ「芭蕉の詩」と松尾芭蕉やアーティストのプロフィール、作品の楽譜の一部を英語、あるいはロシア語のテキストとしてご覧になることができます。 

 ただ、一つだけ注意していただきたいのは、このCDをPCで再生する場合、WINDOWSのみの対応となっていることです。(マッキントッシュでは再生できませんので、ご注意ください。)

 <CDの内容>

 全8曲(47分44秒)に特典のビデオクリップ(17分47秒)

(曲目)
1 朗読のための楽曲「芭蕉の詩」(コロトキナ:作曲、ピアノ。ソトニコワ:朗読。ノビコフ:打楽器)

2 シンフォニーオーケストラのための楽曲「Incarnation 〜体現〜」
(コロトキナ:作曲。ベラルーシ・ラジオ・シンフォニー・オーケストラ:演奏。ラプノフ:指揮)

 パイプオルガン曲「フレスコ」(コロトキナ:作曲。ポゴレラヤ:パイプオルガン)
3 地獄への転落
4 祈る者
5 変容

 ソプラノと室内楽オーケストラのための楽曲「未だ歌われし歌」(ロマノフスカヤ:作詞。コロトキナ:作曲、ピアノ。ソトニコワ:歌)
6 (前半)
7 (後半)

8 ピアノ曲「スタフ王の伝説」(コロトキナ:作曲。スタスチェビッチ:ピアノ)

9 「芭蕉の詩」(ビデオクリップ)


 ビデオクリップ「芭蕉の詩」では6月に行われたコンサートの様子を視聴することができます。
 このCDに収録された曲は、どれも日本人にとってはとても新鮮な感じのする作品ばかりだと思います。
 もちろん一番のお勧めは「芭蕉の詩」なのですが、その次にお勧めなのは「未だ歌われし歌」です。オペラ歌手オリガ・ソトニコワさんの美声にうっとりできます。

 いろいろ苦労もありましたが、何とかCDが完成し感無量です。
 自分で言うのも何ですが、ベラルーシ音楽コラムで紹介しているベラルーシ製のCDに比べると、とても豪華な作りのCDです。いや、今まで目にした全てベラルーシCDの中で一番豪華です、ほんと。

 もし、チロ基金が存在しなかったら、「芭蕉の詩」という作品は生まれたにしても、CD化まではこぎつけなかったと思います。
 このような活動がチロ基金という小さな基金ができたのも、ひとえに多くの方々のご協力のおかげです。
 この場をお借りして、お力をくださった皆様に深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

Date:2004/10/06 辰巳雅子