旅行準備
2006/6修正

はじめてベラルーシへ行かれる方へ

 このたびベラルーシに行くことになったが、ベラルーシのことは最近知った、言葉はほとんど話せない・・・などの不安を抱えた方から時々「ベラルーシへはどうやっていくのでしょうか?何をどう準備していいのでしょうか?」というご質問をいただいたことがありました。現在、大変申し訳ありませんが、このような質問にTやsabaがお返事を書くことはほとんどなくなってしまいました。というのも、ベラルーシの部屋を始めた頃(2000年)はネット上にある情報も少なく、確かにわからないことばかりだろうなあ、と思っていたのですが、何年か過ぎてインターネットが進化するにつれて、ベラルーシ旅行に関する情報も増えるようになりました。駐日ベラルーシ大使館に問い合わせると基本情報は得られますし、インターネットで検索して調べると、旅行に関するベラルーシ発の英語サイトも充実しています。また、その他にも「旧ソ連圏内を専門に扱う旅行代理店」に問い合わせる方法も有効です。このような旅行代理店は「地球の歩き方ロシア版」に広告を出しています。ベラルーシの部屋からも何件かリンクしていますので、ご参考まで。旧ソ連圏といっても広いので、ベラルーシは専門外、という旅行代理店もあるかもしれませんが、根気良く、自分と相性のよい代理店を探してみてください。

ベラルーシ入国ビザを申請する

 現在、ベラルーシへ日本人が入国するにはビザ(査証)が必要です。ただし、家族訪問やビジネスでの30日以内の滞在の場合、ビザ申請時に従来は必要提出書類のひとつであった招待状が不要となりました(詳しくは下記)。外交、公務、就業、観光、学術および居住による滞在については、従来通り正式な招待状が必要です。

 Tがこの話を聞いた2003年9月に招待状を作成している区の警察の担当者に尋ねたところ
「家族だと、招待状いらない??? そんなこと聞いてませんねえ。」
という返答・・・。
 
さらには
「今や世界中がテロ問題に悩んでいるご時世です。ビザの取得手続き簡素化なんて、時代に逆行してますよ。うちの警察でも逆に外国人の入国により厳しく応対するよう上から言われているんですけど・・・。」

・・・と言われたので、招待状を作っていたのですが、在日ベラルーシ大使館の話によると、本当に招待状は不要だそうです。
 例えば私の両親がベラルーシのビザを取るため、招待状を作るとなると、招待主は娘の婿(私の夫)になるのですが、被招待者と招待主に間に血のつながりがなくても、家族招待とみなされてビザ申請時に招待状が不要になりました。
 ただしこの話は上記条件に該当する人だけ、招待状免除になりますので、これからの旅行シーズン、ベラルーシへ来られる方はご注意ください。
 ちなみに日本の旅行代理店の話では、ベラルーシの観光ビザを取得するのは、以前より厳しくなっているそうです。(2004/5 T)

 あなたが日本国内在住の場合、駐日ベラルーシ大使館に申請書類を提出すれば、ビザが発給されます。
短期の滞在であれば、ミンスク空港で入国時に取得可能のようです。以下は、2005年2月にベラルーシを旅行された方からの体験談です。

・ビザはミンスク(第2)空港で取得しました。
・バウチャー:ミンスクの旅行代理店に委託。
(パスポートのコピーをメールで送りました。 数日後、会社のサイン・スタンプを押された紙がFAXで来ました。)
[ビザ申請 ]
入国時、ミンスク空港の2Fのビザ取得窓口へ提出したもの
・旅行代理店から送られたFAX
・ビザ申請用紙※(記入済)
・$60
無事ビザを取得出来ました。
※申請用紙→ロシア語 英語の用紙のみです。また、ベラルーシ大使館のホームページから日本語の用紙をダウンロード出来ます。大使館に問い合わせしたところ日本語の用紙でも空港で取得可能と返答されました。
申請用紙に写真を貼る所が有りますが、持参しなくても大丈夫でした。係員がパスポートをコピーしてその写真を使っていました。
[ビザ取得後]
INSURANCE POLICYへサインし$4支払い(強制緊急医療保険)、無事入国出来ましたが、バッグが、ウィーン → ミンスクの飛行機に乗らなかったのでウィーンに置いてきたと言われびっくりしました。

 ミンスク空港での入国時ビザ取得もできるようになりましたが、料金などが流動的である可能性があります。(つまり、非常識な職員に偶然当たってしまうと、正規料金以上の料金を請求されるかもしれない、ということです。)
 また、夜中や早朝などの到着の場合、担当職員が不在、といった理由でビザ発給に長時間待たされる可能性もあります。
 言葉の問題もありますし、ビザ発給がスムーズに行かなくてもよいという人や、緊急の場合を除き、入国前に前もってビザを取得するほうをお勧めします。

 以前、ビザを事前に取らず、「何とかなるさ。」と軽い気持ちで、リトワニアからベラルーシへ陸路で入国しようとした日本人がいます。
 その結果、その人は国境の検問でひっかかり、取り調べを受け、日本円にして約1万円の罰金を払わされ、リトワニアへ戻されました。
 また、ポーランドから陸路で入国する際、ビザを持っていないことが問題とされ(国境で申請するつもりでビザを用意していなかった)、入国時にトラブルが起きた、という話を聞いたことがあります。
 もっとひどい場合、スパイなどの容疑をかけられ、持っていたカメラやフイルムを没収されたり、長時間拘束されて、旅行の日程に支障を来たすことも考えられます。

 とにかく、ビザは前もって取得するほうが無難です。

 ビザにはトランジットビザ(通貨査証)、観光ビザ、業務・知人訪問ビザなど、入国後の目的に応じて種類がいくつかありますが、大半の方が30日間だけベラルーシ国内に滞在できる観光ビザを申請することと思います。申請時に必要な書類は大使館ホームページに掲載されていますので、そちらをよくご覧下さい。さて、観光ビザ申請時に必要な書類として、バウチャーがあります。

バウチャーとは何か? 

 バウチャーとは、ホテルの宿泊券や鉄道の切符、送迎(トランスファー)の手配などをまとめて冊子にした旅行クーポン券のようなものです。バウチャーの発券方法としては2通りあり、旧ソ連圏の旅行を専門に扱う旅行代理店(地球の歩き方ロシア版にはこのような会社の広告がたくさん掲載されています)に委託する方法と、自分で直接現地ホテルや旅行代理店と(当然ロシア語か英語で)連絡をとって手配する方法があります。当然のことながら、日本の旅行代理店を通すと手数料はとられますが、自分で動くことがないので、楽です。個人で手配する場合はロシア語の会話能力や交渉能力、手続きに関しての知識がないと難しいと思われます。
基本的に、バウチャー取得時にバウチャーに関する金額は全額払いとなります。バウチャーがないと観光ビザは発給されませんので、観光ビザを大使館へ申請する前にバウチャーの手配を怠りなく。

ベラルーシから第3国へ行くときはビザに注意

 例えば、日本からロシアを経由してベラルーシに行き、その後ウクライナへ行く・・・といったプランの場合、ロシア、ベラルーシのビザはもちろん、ウクライナのビザも前もって日本で取得しておいてください。
時間の余裕が非常に多くある場合は別ですが、ロシアに滞在中モスクワにあるベラルーシ大使館に行ってベラルーシのビザを・・・次にベラルーシに滞在中にミンスクにあるウクライナ大使館にウクライナ・ビザの申請を・・・といった方法は採らないほうがいいです。大変な手間と時間、料金をとられます。出発前に日本国内で訪れる国全てのビザの要不要を確認し、ビザが必要な国へ行く場合はビザをあらかじめ用意しておいてください。

個人招待とは?

業務・知人訪問ビザ申請時に必要な書類として、招待状があります。ベラルーシ在住のベラルーシ国籍を有する人から招待状を送ってもらい、ビザ申請時に提出します。 このように、バウチャーの手配をしないで特定のベラルーシ人から招待状を出してもらい、入国許可を得る方法が個人招待です。
招待状とは?>>こちらをご覧下さい。

 ただし、「日本国籍を持ち」
「ベラルーシでの滞在が30日以内で」
「ベラルーシ国籍を持ち、ベラルーシ国内に居住している受け入れ者(招待者)がいる」
という場合、招待状なしで、ビザを取ることができるようになりました。このときに取得できるビザは観光ビザではなく訪問ビザになります。したがって、バウチャーは不要です。
 上記の条件に全て合わない場合は、以前のように個人招待状がないと、ビザが下りませんので、ご注意ください。
 また入国後の外国人登録は以前と同様、必要です。(3日以上滞在の場合のみ。)

以下、個人招待による入国と旅行会社による招待(要するにベラルーシの旅行会社にバウチャーを発券してもらい、観光ビザを取って入国する)の長所と短所を箇条書きにします。

☆個人招待の場合☆
長所 招待状発行の手数料などが安い
招待者の家に宿泊することになるので、宿泊費が安くつく。
短所 招待状の受け取りまでに最低1ヶ月かかる。
招待状をFAXで送っても、ベラルーシ大使館は受け付けてくれない。
3日以上の滞在になると、外国人登録をしないといけない。これに時間がかかる。

☆旅行会社を通す場合☆
 
長所 招待状の発行やビザ申請は旅行会社が代行するので、時間がかからない
外国人登録は宿泊先のベラルーシ側の旅行会社が代行してくれる。
短所 旅行会社が代行してくれる分、手数料をとられる。
個人の家に宿泊はできず、ベラルーシのホテルをあらかじめ予約、料金も前払いしないといけない。都合で、個人の家に宿泊することになっても、
払った宿泊料金は返ってこない。