2000年5月にロシアの法律が改正され、外国人なら必ず、ロシアに入国するのにビザを取らないといけないということになりました。チェチェン紛争にともなうテロ防止のためのようです。
日本へ帰るためロシア経由で行く場合、空港の乗換えなどで、モスクワ滞在は数時間という場合ですら、トランジットビザを取らないといけないのですが、そのビザがベラルーシのロシア大使館で申請すると55ドルもするのです。しかも、このトランジット・ビザを収得するのに2週間もかかるのです。
そんな時間はないので1日で出してくれと申請すると、200ドルの特別料金を取られます。ロシアに最長72時間までしか滞在できないのに。
これがトランジットでない、滞在ビザや観光ビザだったら、いくらするのか検討がつくでしょう。
そんな状況ですから、日本からモスクワ経由でベラルーシに来ようと思っている方(あるいは、ヨーロッパ方面からベラルーシへ来て、ロシアを経由して帰国を考えている方)は、必ず日本でロシアのトランジット・ビザを用意してから出発してください。
帰りのロシアのトランジット・ビザはベラルーシにあるロシア大使館で取ろう、などと思わないことです。