ベラルーシでは、約10年前から本格的に合気道を学ぶ人々が現れ、ミンスクでは現在200名の愛好家が4つのスポーツクラブで合気道を学んでいます。
その中でも有段者の数はまだ10人にも満たないそうで、合気道の盛んな他の国から、お師匠を招待してはセミナールを年に数回開いては、ベラルーシの合気道のレベルアップに取り組んでおられるそうです。
さて、今回はロシアのサンクト・ペテルブルグにある心身統一合気道ペテルブルグ協会のオストロウモフ会長(もちろん有段者です。)が、ミンスクにあるスポーツクラブ「アトラント」の招きにより、セミナールのため3日間ベラルーシに滞在しました。
その空き時間を利用し、センターのある第5児童図書館ホールで、合気道の紹介をミンスクに住む子どもたち対象に行うことになりました。
ベラルーシでは今年5月9、10、11日と三連休で、泊りがけで郊外へ出かける人が多く、図書館に人が集まらなかったらどうしよう、と心配していたのですが、さすがは人気の武道。年齢関係なく男性が多く集まりました。
合気道の紹介は、まずオストロウモフ会長が、日本の心身統一合気道協会(気の研究会)が作成したビデオ2本を上映しながら、合気道の極意を説明しました。
(ただし、ビデオのうち1本は日本語のナレーションが多く、私が通訳しました。
その間会長さんは、図書館の前にある公園で、テレビ局の取材を受け、草地で技を披露していました。超過密スケジュール。)
その後、お楽しみの模範演技。オストロウモフ会長が、ミンスクのアトランタ・クラブで合気道を教えているマクシムさん(有段者)とその教え子たち3人を相手に技を次々と紹介。

このようにマクシムさんが会長さんに押さえ込まれてしまいました。
ちなみに、横に写っているスクリーンは、ビデオプロジェクターを使っての上映に使われた物です。
やはり大きい画面で見ると、迫力があっていいですね。
でも、もちろん模範演技はさらに迫力ものです。写っている白い雪みたいなものは、舞い上がった埃です。
やはり映像と違って、生の迫力に来場者のみなさんは圧倒されていました。
それから質疑応答の時間がありましたが、まじめな質問がたくさん出されました。
「さっきビデオでミソギとかいうのが出ていたが、何のためにするんですか? もう少し詳しく教えてください。」
「気、気、っていうけど、そもそも気って何ですか?」
「合気道習いたい!」(・・・と叫んだ少年たちには、後でアトランタ・クラブのチラシを渡しておきました。)
オストロウモフ会長はサインまでねだられ、大人気。
みんな大満足で散会となりました。
ペテルブルグでは黒帯だけで300人もいるそうです。まあ、人口の差もありますがそれに比べると、ベラルーシの合気道はまだまだこれからです。しかし、アトランタ・クラブで熱心に指導しているマクシムさんたちのような方がいますので、今後もベラルーシにおける合気道愛好家数はどんどん増えることでしょう。
そもそもこのイベントを提案したのは、マクシムさんたち、アトランタ・クラブでした。
ただ、アトランタ。クラブで教えているのは同じ合気道でも「合気会」という流派で、オストロウモフ会長の学んでいる「心身統一合気道」とはまた別なものだそうです。しかし、別の流派でも関係なく、機会があれば名人から技を熱心に学ぼうとするベラルーシ人合気道家たち・・・これからも、がんばってください!
