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国際婦人デー・・・3月8日

 要するに女の人をお祝いする祝日です。女性であれば、既婚、未婚、年齢全く関係なくお祝いします。

 さらに女性同士、お祝いしても構いません。プレゼントするのはもちろんOK。会えない人には電話で「おめでとう!」を 言います。

 これは3月7日からクリスマスイブのような感じで始まります。と説明しても、もう一つピンとこない人もいるでしょう。というわけで私の今年(2000年)の場合を例にとってみましょう。・・・と思ったんだけど、 今年は2日前から、急に喉が痛くなり、3月8日と9日、ほとんどしゃべることができなくなってしまいました。

 でもまあ、とにかく、私を例に挙げましょう。 前述したように3月7日から、お祭り気分が始まります。6日にドイツから帰ってきて、まず、図書館長さんに電話をしました。(8日は祝日なので休み。図書館も休み。)ベラルーシの図書館で働いている人の99%は女性です。だから、当然のことながら、
「7日の明日は館員みんな集まってティーパーティーをします。」
という館長命令で、お昼の1時から2時まで図書館は臨時休館してしまいました。本を読んでいた人も、みんな1時前に追い出されてしまうのです。(日本じゃ考えられない。)

 そしてその1時間の間にみんなでケーキを食べたのですが、いきなり、シャンパンを開けて、館長さんが

みなさん、国際婦人デーおめでとう!

と乾杯の挨拶をするのです。実は私もドイツで買ってきた梅酒を持って行ってみんなで飲んだのでした。(^^;) 梅酒はベラルーシ人女性に好評でした。

 そして、その後、何人かの館員さんたちと、いっしょにお芝居を見に行きました。これは区役所が国際婦人デーのお祝いということで、チケットをまとめ買いしたのを図書館、その他の施設に配った物がもらえたからです。よって、お芝居をただで見ることができました。(^O^)3月7日はどこの劇場も女性向けのお芝居を上演します。私が見たのも、ミセス向けラブコメディーで、ベラルーシ語の劇だったけど、けっこう笑えました。(この時、笑いすぎて、喉が痛くなったらしい。)

 帰りの地下鉄、バスの中は、ケーキや花束を持った人でいっぱい!!! 幸せな光景です。(^^)

 さて、翌日、3月8日は喉が痛くて家でおとなしくしていたら、電話でおめでとうコールが5本ありました。(内訳は男性4人、女性1人。)私も最近会っていない友達(女性)に電話しようと思ったけど、喉が痛いので、結局、2000年は誰にもかけませんでした。(+_+)

 それから外出先から帰ってきたS夫がカーネーションの大きい花束とチョコレートを持って帰ってきました。チョコは私へのプレゼント。(子どもと思われている。)で、花束は?と思ったら、束を半分に分けて、一方は私にくれ、残り半分(それと細々したプレゼント)を持って自分の実家へ行ってしまいました。そう、花束の半分は自分のお母さんへのプレゼントなのです。

 実家には、S夫のお兄さん夫婦も2組集まって、楽しくお昼ご飯を一緒に食べたそうです。(私も行きたかったよー。)それで、S夫はお兄さんたちから、私へのプレゼントを持って帰ってきました。内容はシャンプーとかヘアースプレーとか化粧水などでした。

 こんな大体感じかな? 他によくするのはカード交換です。きれいなカードに
「国際婦人デーおめでとう!」と書いてプレゼントしたり、花束に添えたりします。

 女の人なら誰でも、おめでとうを言われる日なので、日本の母の日、雛祭りに比べるとざっくばらんな印象だけど、ベラルーシの人の大好きな祝日の一つです。

(2000/3/7-8 by T)

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