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魚の剥製

 ベラルーシには魚拓を取る、という習慣はありません。しかし、大きい魚が釣れると、このように頭の部分だけ剥製にします。そして壁掛けにするのです。(ちなみにこれは我が家の玄関の壁です。)壁にかける剥製というと、角のついた鹿の頭などを想像しますが、それと同じ感覚です。

 この魚の剥製を作るのもけっこう大変です。まず、口が開くようにつっかえ棒をした後、塩漬けにし、ハエにたかられないよう注意しながら1ヶ月ほどかけて水分を全部抜きます。(家でこんなことをやられると臭くてしょうがない。)それから水洗いして塩分を抜き、さらに完全に水分が抜けるまで乾かします。その後ニスを塗ってできあがり。ベラルーシの釣り具屋さん(釣り具専門店はあまりなくて、多くは狩猟店の中の一角に釣り具コーナーがある)に行くと、こういう魚の剥製が店内にたくさん飾られています。それにしても、カマスちゃん・・・。肉食魚だけあって、牙がすごい。魚とは言え、こんなのに噛まれたくないです。 (2001/9 by T)