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クパーラ祭り

2004年 アガレビッチ村 (5)

 さらに水の精(スラブ神話の水神ボジャノーイ)も登場。(画像中央の杖を持った人。)

 クパーラ祭りって、キリスト教のお祭りだと思っていたのですが、実はもっと土着の民間信仰色が強いお祭りなのだな、と思いました。
 たぶん、古代のベラルーシ人が昼が最も長くなる夏至に、神秘的なものを感じて、古代神話的なお祭りをしていたところへ、キリスト教が入ってきて、夏至に一番近いキリスト教の祝日「聖ヨハネ祭」と合体したために、夏至祭とも聖ヨハネ祭とも違う、ベラルーシ独特の「クパーラ祭り」が生まれたのでしょうね。

 クパーラという言葉はクパーッツァ(水を浴びる)という言葉から派生しており、洗礼を思い起こさせます。
 しかし、洗礼者ヨハネではなく、水神ボジャノーイが祭りに登場するのが、印象的でした。私が見た限りキリスト教的な面はほとんど見られませんでした。

ベラルーシのT
Date:2004/07/16
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