ジャドゥイ(故人や先祖を偲ぶ日)お墓参りと少し関連したジャドゥイについてもご紹介しましょう。 ジャドゥイは毎年5月2日と11月2日の2回あります。これは身近な故人や先祖を思い出す日、です。この日は墓参りはせず、夕方家族や親戚が集まって、故人を偲ぶ、というものです。 まずこの日は家の大掃除をします。夕食のメニューは大体決まっていて、おかゆ(米から作る。それにはちみつや干しブドウを入れる。)クレープ、目玉焼き、肉料理、クレーツキというじゃがいも料理(マッシュポテトを丸めてゆでたお団子のような料理。)を作ります。 家族や親戚は集まると食卓につきます。大勢集まっても、二つのテーブルに分かれて座ることはできず、必ずテーブルをくっつけて、一つの大きな食卓にして、全員座ります。 昔はその時、民族衣装を着なければならなかったそうですが、今ではめったとこういうことはありません。 そして、食卓にテーブルを立てて火を付けます。こうすることによって故人や先祖の霊が家に帰ってくるのです。 それから夕食会になるのですが、必ず一口めは、おかゆから食べはじめないといけません。 また、故人の分の料理も用意してテーブルの上に並べておきます。これには手をつけてはいけません。食事が終わったら、使った食器は下げ、テーブルクロスも新しいものとかえます。その上に故人の分の料理と火を消したろうそくを置きます。 この料理とろうそくには翌朝まで手を触れてはいけません。 ・・・これが伝統的なジャドゥイの習わしです。 最近はラードゥニッツァと混同されてきているようで、ジャドゥイの日にお墓参りに行くこともあります。ただ、ジャドゥイは基本的に夕方、家の中で行われる習慣なので、公休日ではありません。 |
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