・戦争は女の顔をしていない(原題)
第2次世界大戦中、様々な形で戦争に参加した旧ソ連女性たちの体験談を
まとめたもの。
1984年に出版され、ロシアでは映画や劇にもなりましたが、
残念ながら日本語版の出版はされていません。
・ボタン穴から見た戦争 群像社 翻訳:三浦みどり
原題は「最後の生き証人」。第2次世界大戦中、ドイツ軍の侵略を体験した
子供達が、数十年経って過去の出来事を思い出して語った内容をまとめています。
子供時代の記憶の生々しさが恐ろしく、痛々しく感じられます。
1985年出版。日本語版は2000年に翻訳出版されました。
群像社ホームページ内にある「ボタン穴から見た戦争」の紹介ページ。
本の注文もできます。
・アフガン帰還兵の証言 日経新聞社 翻訳:三浦みどり
原題は「亜鉛の少年達」。1980年代に起こったアフガニスタン紛争に関する証言集。
1989年に出版、日本語版は1995年に出版されましたが、その後絶版。
2001年11月に復刊されました。
日経新聞社ホームページ内にある「アフガン帰還兵の証言」紹介ページ。
本の注文もできます。
復刊されるまで、「復刊ドット・コム!」で投票による復刊を呼びかけていました。
幸い、投票を呼びかけている途中で復刊が決まりました。
ご協力していただいた皆様、ありがとうございました。
・死に魅せられた人々(原題)
1993年出版。ソ連崩壊で自らの信じていたものを失い、死を選んだ人達と、
残された人々を取材した作品・・のようですが、日本語版は残念ながら
出版されていません。
・チェルノブイリの祈り 岩波書店 翻訳:松本妙子
1986年のチェルノブイリ原発事故を体験した人々の証言集。事故を知らない方
にも、知っている方にも是非読んでいただきたい1冊です。 夫を亡くした人、
家と土地を失った人、健康を失った人、それぞれの言葉が大変重く響いてきます。
希望をもって生きるとは何か、と問いかけてくるような気がする1冊です。
ロシア語版は1996年出版。日本語版は1998年出版。